今回はダイソーのシンプルなデニムトートバッグを、グログランリボンとコットンパールでアレンジ!
大人かわいいトートバッグと、余ったリボンで簡単に作れるリボンバレッタの作り方をご紹介します。1〜2時間で完成し、ミシンがなくてもできるので、ちょっと時間ができたときにサクッと作れますよ。
リボントートの作り方
用意するもの
- ミニトートバッグ
- グログランリボン (4cm幅、4m)
- 針
- 糸
- ハサミ
- 手芸用ボンド
- コットンパール(10mmと12mm)
トートバッグについて
ベースのトートバッグにはダイソーのマチ広トートバッグ(税込220円)を使用しました。しっかりとした生地で作られており、自立するので、フリルの重みにも耐え、扱いやすかったです。手持ちのシンプルなトートバッグでももちろん作れます。選び方の基準としては、 小さめのサイズで(最後にパールを手縫いで縫いとめるので)針と糸が無理なく通る厚みであることを確認してください。
手芸用ボンドについて
今回、手芸用ボンドには裁ほう上手という商品を使用しました。 針や糸がなくても、このボンドだけでバッグが作れるという優れもの。すぐに乾き、乾いた後も透明なので目立ちにくいです。 乾くのに、やや時間はかかりますが、一般的な手芸用ボンドでもOKです。(グルーガンは糊が硬くなってしまい、手縫いの際に引っかかるので、避けたほうがいいでしょう)
リボンについて
今回リボンにはグログランリボンを使用しました。リボンは縁の処理をしなくていいので、フリルにするのにとても向いています。他にもサテンやオーガンジーなど、素材を変えると全く違った表情に。 選ぶ際は、お店でバッグにリボンを当ててみて、シミュレーションしてみるのもおすすめです。
作り方
下準備
バッグ本体に赤いタグが付いていたので、カットしておきます。
リボンを2mずつにカット します。
リボンを縫う
リボンの中央を1本つなげて縫っていきます。(リボンと同系色の糸で縫います)
ミシンの場合は大きな針目で、手縫いの場合は間隔が均等になるように、なみ縫いで仕上げましょう。
ギャザー寄せ
糸を引き、ギャザーを寄せます。(ミシンで縫った場合は上糸か下糸のどちらかを引きます)
今回は持ち手の長さが約61cmだったので、 2m→61cm程度になるように縮めます。
フリルを整える
縮めたリボンのフリルの分量が均等になるように、全体を整えます。
グログランリボンはやや厚手なので、ギャザーが寄せづらいかもしれませんが、 強く引っ張ると糸が切れてしまうので、慎重に行いましょう。
持ち手に仮止め
手芸用ボンドを持ち手の中央につけ、そこへフリルを貼り付けていきます。
両端は、1cm程度中に織り込み、ボンドをつけて固定します。
糊止め後は完全に乾くまで置いておきます。
持ち手にパールを縫い付ける
2本の持ち手にそれぞれ 10mmのコットンパールを7個ずつ 縫い付けていきます。(バッグと同系色の糸で縫います)
まず持ち手を 7等分 し、印をつけます。
針に糸を通し、縫い始めは、 パール付け位置の真下のフリルと持ち手の間 から針を出します。
パールを1粒すくい、持ち手の裏まで針を通し、裏からもう一度フリル部分まで針を出し、パールに通します。
2回糸をパールに通した後、持ち手の裏から、フリルと持ち手の隙間に針を出し、次のパール付け位置で同じ動作を繰り返します。 (計7回)
もう片方の持ち手も同様に7か所、パールを縫いとめます。
ポケット部分にパールを縫い付ける
片面にポケットがあるので、ポケット口に 12mmパール を縫い付けます。(バッグと同系色の糸で縫います)
まず、針に糸を通し玉結びをした後、ポケットの内側から表の一番端のパール付け位置に針を出します。
全てのパールを通し、もう一方の端に針を入れます。
図のように 1粒ずつパールを縫いとめていきます。
最後まで縫い付けたら、ポケットの内側で玉結びをします。
完成
元のシンプルなトートバッグとは全く違った、ゴージャスな雰囲気になりました!
※今回は裁ほう上手を使用したので、持ち手の下は糊どめだけで、縫いとめていません。もし、通常の手芸ボンドを使用した場合には、念のため持ち手の下部分のリボンも3箇所程度、縫いとめると強度が安心です。
立体リボンバレッタの作り方
用意するもの
- グログランリボン(ブルー) 幅4cm 約70cm
- グログランリボン(グレー) 幅3.5cm 約40cm
- 14mmコットンパール
- Tピン
- バレッタ金具
- 丸ヤットコ
- ニッパー
- 針
- 糸
- ハサミ
- グルーガン
- グルーガン用糊
- マニキュアトップコート(もしくはライター)
リボンをカット
ブルーのリボンを38cmと30cm に、 グレーのリボンを25cmと15cm にカットします。
輪にする
ブルーの38cmとグレーの25cmの リボンの端に両面テープ を貼り、それぞれ画像のように輪にします。
2つの輪を縫いとめる
それぞれ継ぎ目を中央にし、 2つの輪を斜めに交差させ、中心を縫いとめます。
前面のリボンを作る
ブルーの38cmのリボンの 両端を斜めにカット します。
その後、カットした面に ほつれ止めとして、マニキュアのトップコートを塗ります (ライターでリボンの端を軽く炙って処理してもOKです)
画像のような形にしてから、中央を縫いとめます。
リボンを合わせる
先に作った 背面のリボンに斜めに交差させる形 で、前面のリボンを配置し、 3つのリボンを合体 させます。
結び目をつける
グレーの15cmのリボンを上下半分に折ります。
そのまま 結び目を一つ作り、後から形をふっくらと整えます。
その後、リボン中央に巻き、後ろを縫いとめます。
仕上げ
グルーガンでバレッタ金具とリボンモチーフを接着します。
コットンパールをTピンに通し、丸いカンを作ります。
リボンの結び目付近のバランスの良い場所に 目打ちで小さく穴を開け、そこへコットンパールをつなげます。
完成
3つのリボンが重なった、立体的なリボンバレッタが完成しました。
リボンのシックな色味とアシンメトリーな形、また中央の結び目が上品で大人っぽい印象です。
大人かわいいリボントートを作ってみよう
ほんの少しのアレンジで、シンプルなデニムバッグがぐっと高見えするようになります。 甘い要素がたっぷりですが、デニムがベースになっており、リボンの色もトレンドのくすみカラーなところがポイント。
簡単にできるので、自分用にも、かわいいモチーフが好きなお友達へのプレゼントにもおすすめです。
イワサキリコ
余暇プランナー
子供の頃から常に手を動かして何かを作っていました。社会人になり、好きが高じて彫金を学び、アクセサリーデザイナーに転身。パーツや色の組み合わせを考えるのが大好きで、品良く、気負わず身につけられるデザインが得意です。近頃は趣味の洋裁にどっぷりハマり、一通りの自分の洋服は作れるようになりました。ちょっとしたコツで作品はぐっと洗練されます。そうした細かなテクニックもお届けできたらと思います。