インテリアや家具を手作りするDIY。手作りのおしゃれなアイテムやお部屋を見ていると自分も作りたくなりませんか。
でも、いざ取り取りかかろうと思うと材料もたくさんあって迷ってしまいそう。
そんな時に便利なのがすのこ。すのこ1枚で様々なアイテムに変身させることができます。道具も少なくDIY初心者にぴったり。
今回はスノコで作るディスプレイとマガジンラックをご紹介します。
すのこはすごい!
DIYにおすすめの素材の一つがすのこ。 薄い板を角材の板に貼ってあるとてもシンプルなアイテム。普段は押し入れの中に敷いて通気性をよくするために使われることが多いです。
地味で和風なイメージのすのこですが、DIYにおすすめのポイントがたくさんあります!
特におすすめなポイントを4つご紹介します。
- 簡単に手に入る
- サイズが色々ある
- 持ち運びが簡単
- アレンジしやすい
簡単に手に入る
すのこは色々な場所で売られています。 ホームセンターはもちろん、ショッピングセンターや100均にも。
DIYで何か作りたいなと思った時に、板や角材は主にホームセンターへ行く必要があります。普段の生活圏内にないと少し不便ですね。
しかし、すのこであれば身近なお店を見ると意外と置いていたりします。値段も手ごろなので初心者でも気兼ねなく使えそうです。値段によって質感や大きさは変わりますが、すのこ自体の形はあまり変わりません。でき上がりのイメージもしやすいですね。
サイズが色々ある
すのこの大きさはさまざま。 持ち運びしやすいサイズから布団の下に置く大型サイズまであります。 小さなインテリアにも、大きめの作品にも対応できる優れものですね。
大きめのすのこを買っていくつかにカットして使うこともできます。サイズもゼロから作らなくていいところも初心者にぴったり。
何枚かそろえても費用をリーズナブルに抑えることができるのもうれしいですね。
持ち運びが簡単
すのこは軽くて持ち運びが簡単。 アレンジに重たい道具もほとんどいらないので省スペースで作業ができます。
作った後もそんなに重くなりません。お部屋の模様替えをするときも簡単に移動ができます。女性でも子どもでも使いやすい素材ですね。
アレンジしやすい
すのこはそのまま使うことも板を外してアレンジすることもできます。タテにも横にも使いやすく、他の木材との組み合わせも簡単。
薄い板と角材は接着剤でくっついているものも釘で打ちつけられているものもあります。板を外したい時はどのようにくっついているか確認しましょう。
木材なので色をつけるのも簡単。白やブラウンなど色を変えるだけでがらりと印象がかわります。お家のインテリアにも合わせやすいですね。
DIYで何か作りたいと思ったらまずすのこでアレンジできないか考えてみましょう。
すのこで簡単ディスプレイラック
さっそくすのこを使ってDIYに挑戦。とてもシンプルなディスプレイラックをご紹介します。
材料と道具
- すのこ:タテ約35cm×ヨコ約28cm×高さ約1.4cm 1枚
- のこぎり
- やすり
- ボンド
今回使ったすのこは板と板の間が貼ってある板の幅1枚と同じもの。 2枚に切り分けて1枚のディスプレイにアレンジします。
主な道具はのこぎりだけ。釘は使わずボンドでくっつけるので気軽に始められます。
他にもあると便利な道具を4つ
- 新聞紙
- ものさし
- 鉛筆
- 綿棒
のこぎりで板を切るときは外がおすすめ。木の屑がたくさん落ちるのでお掃除が大変です。部屋の中で作るときは新聞紙を敷くと後片付けが楽ちん。
すのこの板には鉛筆で簡単に印がつけられます。鉛筆で線を引いて切るときの目印にしましょう。
ボンドをぬる時にすみっこの方は綿棒を使うとぬりやすいです。均一に細かいところまでぬることができます。
【作り方】すのこを切る
すのこを切って2枚に分けます。 片方の端から14.5cmのところに印をつけましょう。
14.5cmはすのこについている3本の角材のうち2本の角材の幅を含む間の長さです。アレンジするすのこに合わせて調整してください。
印をつけたところをのこぎりで切ります。
特に100均の板はとてもやわらかくて折れやすいです。少し力が加わると簡単に折れてしまうので気をつけてください。もし折れてしまったら木工用ボンドで貼り合わせてみましょう。
きれいに2枚に分けることができました。
【作り方】小さい方のすのこを大きいすのこの間に組み合わせる
2枚のうち小さい方を大きい方のすのこの間に組み合わせてください。 大きい方と小さい方が向かい合わせになります。
ぴったり合わさりました。角材がちょうど台になります。
今回は1番端の1枚はカットします。カットしたい場所を決めてのこぎりで切ります。お好みでそのまま残しておくこともできます。
全て切り終わったらやすりがけ。 ギザギザしているところや角になる部分をなめらかにしましょう。
もし色をぬりたい時はこの段階で色をぬってください。
【作り方】ボンドで貼り合わせる
やすりをかけ終わったらボンドで貼り合わせます。
大きいすのこ の角材に綿棒でボンドをぬります。 上下ともぬり終わったら小さいすのこを向い合わせで貼りましょう。
しっかり乾かしたら完成です。
すのこディスプレイの使い方
できたすのこディスプレイはイーゼルにのせてもいいですし、余った板で支えてあげることもできます。
色々なものをのせてみましょう。ポストカードやメモ、スマホものります。文字だけ書いてウェルカムボードにもなりますね。
ハンドメイド用の看板やディスプレイにもおすすめ。目玉商品の紹介にも使うことができます。
フックをつけてアクセサリーをかけることもできますね。いろいろと試してみてください。
すのこの魅力が伝わってきたでしょうか。
すのこでマルチマガジンラック
もう少し大きめの作品に挑戦。すのこを使ってマルチマガジンラックを作ります。
材料と道具
- すのこ:タテ約75cm×ヨコ約60cm×高さ約3cm 1枚
- 板:約120cm
- 取っ手:1個
- ファイルたて:1個
- 木のボックス:2個
- S字フック:2個
- 電動ドリル
- のこぎり
板はすのこの横幅2つ分あるので、2枚に切って使います。
取っ手は固定しますが、ファイルたてやボックスは置くだけ。自由にカスタマイズできます。
DIYをする機会が多いのであれば電動ドリルは必須アイテム。 女性でも使いやすいものもあります。なければくぎとトンカチを使ってくださいね。
【作り方】板を半分に切ってすのこの角材に固定する
板を半分に切ります。 のこぎりで切って切り口にはやすりをかけましょう。
電動ドリルで角材に固定します。 これで大まかな土台が完成!
【作り方】パーツを取りつける
お好みのパーツをつけていきましょう。今回は取っ手以外はのせるだけなので使い方は自由に変えられます。
取っ手も電動ドリルでねじ留めしましょう。すのこの板は薄いものが多いので用意したねじが裏から出てしまうかもしれません。角材を裏に添えることでしっかり固定することもできます。
最初に取りつけた板にボックスやファイルたてを置きます。裏からひもで結ぶと落ちにくく取り外しも簡単に。
S字フックは金網なども下げられるのであるととても便利です。雑誌やハンカチなどを入れるとマルチマガジンラックの完成。いろいろアレンジして楽しんでください。
すのこから始めるDIYライフ
私もまだまだDIY初心者ですが、すのこのアレンジはとても簡単でした。
サイズを計ったり、たくさんの木材を切ったりする必要がないので時間も短縮。 でき上がりも思った以上にすのこらしさが残らず驚きました。
すのこを使ったインテリアアイデアはたくさん。色んな人のアイデアを参考にして自分のお部屋にぴったりの作品を作ってみてください。
cocohouse.m
余暇プランナー
ハンドメイド作家歴9年。 イラストを描くことが好きで、オリジナルイラストを使ったグッズやワークショップをしています。minneとCreemaを中心にネット販売も数年前から始めました。多くのお客様に作品をお届けできていることをうれしく思っています。県内のイベントにも年10回ほど出店しています。ハンドメイド販売の楽しさやポイントなどをお伝えできたらと思っています。