たくさん作品ができたら参加してみたいハンドメイドマーケット。
自分だけのお店が楽しめる反面、どんなディスプレイにするか一から考えなければなりません。難しく考えなくても大丈夫。正解はありません。
今回は、色んなディスプレイをご紹介するので参考にしてみてください。
ハンドメイドマーケットに出店しよう
自分の作品がたくさん揃ってきたら、挑戦してほしいのが ハンドメイドマーケットへの出店 です。
ハンドメイドマーケットとは、手作りの作家さんが集まる販売イベント。イベント期間限定の自分だけのお店を持つことができます。
ネットショップと違い、実際に手に取って自分の作品を見てもらえるチャンス。
ハンドメイドマーケットに出店したいと思ったらインターネットで検索してみましょう。最近はSNSで出店者を募集しているところも多いです。
また、よくイベントを開催している場所やお店に直接聞いてみるという方法も。
いざ、出店となると自分のお店作りが始まります。
ただ作品を並べるだけでは魅力は伝わりません。 自分のお店や作品に合ったディスプレイ(展示方法)を探してみましょう。
【アイデア4つ】私の作品ディスプレイ紹介
私は現在、オリジナルのイラストを使った作品を販売しています。
ハンドメイドマーケットへの出店は毎月1~2回ほど。屋内のイベントが多いですが、屋外での出店経験もあります。
主に販売している作品は4つ。
- ポストカード
- 知育ポスター
- フレークシール
- マスキングテープ
作品ごとに展示のアイデアをご紹介します。
ポストカードの展示方法
ポストカードは、できるだけイラストが見えるように並べています。
作品の点数が多いので、場所を取ってしまうのがデメリット。しかし、壁やハンガーにウォールポケットをかけてタテに並べることができます。
お皿たてやカタログスタンドを活用すると机の上でもすっきり。
スペースがあまり取れないときは、ピックアップしたい作品だけ並べます。
知育ポスターの展示方法
A4サイズの知育ポスターはスペースが必要です。重ねてしまうと奥の作品が見えにくくなります。
しかし、すべて並べると他の作品が並べられません。
そこで、シリーズごとに分けて、手前の作品を手に取っていただいたときに他の作品も紹介しています。対面での出店だからこそできるスタイルです。
主に使っているのは、 お皿たてとイーゼル 。作品が多くなってきたので、シリーズものはファイル立てにも入れています。
見本を出すことで、どんな作品か伝わるようにしています。
また、クリアファイルに入れてフックから下げることで、場所を節約。お店の正面も華やかになりました。
フレークシールの展示方法
フレークシールは、袋に入った状態では何かわかりにくいので、 POPやプライスを見やすい場所に 置きます。
コルクボードを使ってガーランドのように。年賀状やクリスマスなど手に取っていただきやすいものは、お皿やボックスに入れてしまいます。
お薬用のウォールポケットに入れて、好きなシールを選べるようにするのもおすすめ。
千本引きの景品にすると、どんなシールが当たるのかおみくじ感覚でお買い物してもらえます。
マスキングテープの展示方法
マスキングテープはロール状になっているので、 全体のデザインを見せるところがポイント です。
私は見本を1つ出して、POPにも実際に貼っています。
展示品と売っているものを分けるため、売り物は袋に入れたり箱に入れたりしています。
【ポイント3つ】作品の魅力が伝わりやすいディスプレイ
作品をディスプレイするときに、参考にしてほしいアイデアを3つご紹介します。
- 高さをつける
- 統一感を出す
- 見本をつける
高さをつける
高さをつけることで、作品をたくさん置くことができます。
また、 目線が上がるのでお客さんの目にも止まりやすくなります。
遠くからでもお店の雰囲気が伝わりやすいというメリットも。
高さをつけるためには、 棚や網を使う といいですよ。
統一感を出す
自分の作品やお店の コンセプトを伝えるためにディスプレイ全体に統一感を持たせましょう。
作品をだけでは魅力は伝わりません。
作品に合わせてプライスやPOPを考えましょう。自分のテイストに合う色やフォントを使うと良いですよ。
ディスプレイト用の 布や棚もこだわってみましょう。
ナチュラルな雰囲気なら生成りの布やスワッグを置くのがおすすめ。机や棚に木を取り入れるのもいいですね。
カラフルな作品を並べるならプライスやPOPもにぎやかに。
反対にシンプルな白地で作品を明るく見せるのもおすすめです。
こちらのお店は、ナマケモノグッズがメイン。
布を緑色にすることで、動物園のようなかわいらしいディスプレイに。
見本をつける
作品を袋に入れてしまうと、どんなものなのかわかりにくくなります。
一つ見本を出して、自由に手に取れるようにしましょう。
作品の触り心地や香りを楽しんでもらいたいものは、特に見本が必要です。
見本には見本品と分かるようにPOPをつけましょう。
【素材別4選】作品でかわるディスプレイのポイント
私の作品は紙ベースがメイン。
ペーパーアイテム以外の作品作りをしている方に、素材別の出店アイデアをご紹介します。
地元のハンドメイドマーケットイベントから4つのお店をご紹介します。
- 木工品のお店
- 布雑貨のお店
- 洋服のお店
- アクセサリーのお店
木工品のお店
木工品や木の作品は、触り心地や香りも大切。 見本を出せるものは出しておきましょう。
木は自然のもの。木目も一つ一つ違います。 お客さんに選んでいただけるように 、あえて袋に入れないディスプレイもおすすめ。
木は雨と直射日光に弱いので、外で出店するときは気をつけましょう。
布雑貨のお店
布の小物は1つずつデザインや色が違います。色んな色があるときは、 全体がカラフルに見えるように 並べ方を工夫してみましょう。
袋の商品は、中にどんなものが入れられるのか、見本があるとより選びやすくなります。
ただ並べるだけよりも、 フックやカベにかける と立体的にディスプレイできますよ。
洋服のお店
洋服はサイズがわかるようにディスプレイしましょう。触り心地も確認したいですね。
マネキンがあれば、着た時の様子がわかります。
Tシャツなど形がわかるものは平置きでもいいですが、ワンピースなどはハンガーがおすすめ。
アクセサリーのお店
アクセサリーは一つ一つが見えやすくするといいですね。
イヤリングやピアスは手に取りやすく台に。ネックレスは長さがわかると選びやすいです。
アクセサリーは、たくさんあると選ぶ楽しみがあります。 見た目もカラフルでオシャレな雰囲気に。
自分だけのお店作りを楽しみましょう
ハンドメイドマーケットに出店するのは、準備が難しいと思うかもしれません。
一度始めてしまうと、人との出会いや作品作りがさらに楽しくなります。
最初から完成されたディスプレイを作る必要はありません。何度か出店を繰り返すうちに自分らしいお店になっていきます。
自分らしいお店が一番。 大好きなものをたくさんつめこんで自分らしいディスプレイを見つけてください。
cocohouse.m
余暇プランナー
ハンドメイド作家歴9年。 イラストを描くことが好きで、オリジナルイラストを使ったグッズやワークショップをしています。minneとCreemaを中心にネット販売も数年前から始めました。多くのお客様に作品をお届けできていることをうれしく思っています。県内のイベントにも年10回ほど出店しています。ハンドメイド販売の楽しさやポイントなどをお伝えできたらと思っています。