銀座エリア最大の商業施設である「GINZA SIX」は、2023年11月17日〜2024年1月21日までの期間、屋上庭園 GINZA SIX ガーデンにて、スケートリンク「Rooftop Star Skating Rink」をオープン。
こちらのスケートリンクでは中銀カプセルタワービルを模したオブジェが登場するほか、同ビルのカプセル一基がアートとなって1階エントランスに12月25日まで登場します。
GINZA SIXに中銀カプセルタワービルを模したモニュメントが登場!
中銀カプセルタワービルは1972年に建てられ、2022年に惜しまれながら解体された建築物で「メタボリズム」を体現する、世界的に評価されたビル。
140個ほどのカプセルが2本の柱の周囲に取り付けられ、老朽化したカプセルを交換することで半永久的に使用可能な作りになっていた、まさにサステナブルを昔から体現していたビルでした。
GINZA SIXの今年のホリデーシーズンのテーマは、コロナ禍も収束し国内外の方が訪れる中、GINZA SIXらしく他とは違うおもてなしをしたいということで、“また会えたね”という想いを込め「Hello Again」に設定。
期間中は銀座最大の面積(約4,000m²)を誇るGINZA SIX ガーデン内の「水盤エリア」と「芝生エリア」に、今年も服が濡れない樹脂製のスケートリンクを設置。
こちらのリンク上に中銀カプセルタワービルをイメージしたオブジェが鎮座しています。
オープン前に開催されたメディア内覧会では、GINZA SIXリテールマネジメント株式会社 プロモーション・サービス部の松原航さんと、中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト代表の前田達之さんが登壇。
松原さんは、
「今年も登場するスケートリンクは、濡れないし冷たくない樹脂製のスケートリンクとなっています。70〜80年代のシティポップを聴きながら楽しんでもらえたらと思っています。このモニュメントは1月21日のスケートリンク開催期間終了まで設置される予定となっております。」
とコメント。エントランスのモニュメントと合わせて「待ち合わせ場所や新たなスポットとして親しんで貰えたら嬉しい。」と説明しました。
前田さんは、
「私たちは中銀カプセルタワービルのカプセルの中でも、状態の良いカプセルを修繕・改修し、国内外の美術館等に譲渡するといった活動をしています。今回カプセルを銀座中央通りに置くということで、色々な方がこのカプセルに接する機会も多くなりますので、GINZA SIXさんに感謝申し上げると共に、中銀カプセルタワーのファンが増えて欲しいと思います。」
とコメントしました。
1階エントランスに実際のカプセルを改修したモニュメントを設置!
銀座中央通りに面する、GINZA SIXの1階エントランス。
こちらに設置されているのは、中銀カプセルタワービルのカプセル1基を、クリエイティブ集団「YAR」が中銀カプセルタワービルの建設・設計者である黒川紀章さんのメタボリズム思想をリスペクトし、カプセルに当時の空気感を織り交ぜながら現代のカルチャーと融合させたアートモニュメント。
内部は70〜80年代のクリスマスミュージックが流れ、インテリアと大量のレコード、そしてレコードプレイヤーやアンプを設置した内装となっています。
全てYARによるプロデュースとなっており「現代のレコード・リスニング・ボックス」をイメージして作られたそう。
「宇宙旅行をして過去から現在に戻ってきた」というイメージも盛り込まれているそうで、盤面にはプレイリストがSF映画で出てくるモニターのように表示されています。
さらにこちらは、中銀カプセルタワー時代のお風呂の扉を天井から吊り下げ、無重力をイメージしているのだとか。
ここで流されている70〜80年代のクリスマスに聞くと心地良い楽曲は、カプセルの外にも聞こえる仕様。(カプセル外に取り付けられたスピーカーから聞こえるようになっているそう。)
残念ながら期間中に一般の方が入ることは出来ないそう。松原さんに伺うと、
「本当は(お客様にも)中に入って頂きたかったのですが、出来る範囲でお客様に感じて貰えるようにしています。エントランスのガラスにはフィルムが貼ってあり、カプセル内のデジタルサイネージ部分や館内でも表示されるマーブル調の模様などを演出して彩ります。」
と教えてくれました。
夜は非常に美しく彩られるため、昼と夜で全く違う表情を見せてくれるのだとか。
また、1階エントランスのカプセルモニュメントと屋上スケートリンク上の中銀カプセルタワービルモニュメントは、期間終了後の譲渡先等についても現在検討・交渉中とのことで、すぐに廃棄するのではなく次に繋げるための活動もされているそうです。
Rooftop Star Skating Rink概要
・開催期間:2023年11月17日〜2024年1月21日
・時間:
平日 14時〜21時
土日祝日 11時〜21時
・場所:GINZASIXガーデン(屋上庭園) 水盤、芝生エリア
・滑走料金:
大人(高校生以上)2,000円、小人(中学生以下)1,500円、付添料金300円
※貸靴料含む
※未就学児は保護者同伴
※3歳以下は滑走不可
※平日は時間制限なし、土日祝は1時間制
※土日祝延長料金(30分あたり):大人500円、小人300円
エントランスモニュメント詳細
・展示内容:中銀カプセルタワービル Hello Again presented by Capsule record
・アーティスト名:クリエイティブスタジオYAR
・展示場所:1階エントランス(中央通り正面4丁目側)
・展示期間:2023年11月10日〜12月25日
GINZA SIXで11月10日から展示中のカプセルアートと、11月17日からオープンする屋上に設置された「Rooftop Star Skating Rink」の中銀タワービルモニュメント。
どちらもインパクト抜群のモニュメントとなっているので、ぜひ期間中に足を運んでみてはいかがでしょうか。
また、GINZA SIXのクリスマスプロモーション「Hello Again」では、他にも季節のグルメの展開やギフトブック配布、期間限定ポップアップストアの開催など、様々な催しを開催予定。
詳細はGINZA SIX公式サイトにてご確認ください。
URL:https://ginza6.tokyo/