梅雨真っ只中のこの時期。ジメジメとした不快な空気の中、体のだるさを感じている人も多いのではないでしょうか。疲れが抜けない、体が重いなどの不調は「むくみ」が原因となっているかもしれません。今回は、そんな梅雨の不快な症状を一掃し、心身ともに軽くなるセルフケア法をご紹介します。
むくみとその原因
むくみの対処法
【1】オフィスでのケア
1.水分の質・摂り方を意識
大量の水を一気に飲めば体も自然とむくみやすい状態になるため、できるだけ少量ずつこまめに味わうように飲みましょう。ミネラルなどの吸収率も高まります。
食事中や食後にたくさん水分を摂取することで胃液が薄められると、胃の機能が低下して未消化になりやすく、むくみの原因に繋がります。ランチ後の水分補給は1~2時間経ってからにしましょう。
むくみ解消効果の高いドリンクをマイボトルに入れてオフィスに持参するのもおすすめです。ここで、おすすめドリンクをいくつかご紹介します。
豊富なミネラルが余計な水分や老廃物を排出してリンパの流れを促進し、むくみや冷えを改善します。ノンカフェインなので飲む時間や量を気にしなくていいのも嬉しいポイント。
カリウム・食物繊維・鉄分・ビタミンKなどの栄養素が豊富。カリウムは利尿作用が高く、むくみや血流改善に効果があります。
カリウムによるむくみ予防のほか、ホルモンバランスの調整、ポリフェノールによるアンチエイジング効果など女性にとって嬉しい効果のあるお茶です。
体を温めデトックス効果の高い白湯に、腸のぜん動運動を活発にし、疲労回復効果も期待できるレモンを加えることで体内環境を整えます。作り方は、白湯(200ml)に小さじ1~大さじ1のレモン果汁を加えれば完成。
2.むくみに効くツボ
頭部までの血やリンパの巡りを改善し、顔のむくみをとるツボ。耳の後ろにある乳鎖突起という骨からまっすぐ下に下ろした線上で、喉仏の高さにあります。
腎臓・膀胱の機能を高めるツボ。利尿作用によって老廃物をスムーズに押し流す、むくみの解消に特効のツボといわれます。場所は足の裏の中央よりやや上にあり、足の指を曲げた状態でへこむところに位置します。
足で最もむくみやすい、ふくらはぎにとても効果的なツボ。血流を促進し、余分な水分や老廃物の排出をスムーズにしてくれます。すねの骨の外側で、ひざと足首の中間で外側の筋肉が1番盛り上がっているところにあります。
【2】おうちでのケア
1.ぬるめのお湯で半身浴
2.足のむくみに効く!ヨガポーズ
①壁を使った長座
-ポーズの取り方-
1) 仰向けの状態で壁におしり(坐骨)をできるだけつけ、両脚を壁に沿って天井の方に上げます。膝は軽くゆるめた状態で、このまま3~5分ほどキープ。脚先に溜まった血液や水分などの老廃物が下に流れていくのをイメージしましょう。
※上げている脚や膝に痛みがある場合は、お尻を壁から少し離すか、お尻の下にクッションやブランケットなどを入れて調整し、無理のないポジションで行いましょう。②壁を使ったガス抜きのポーズ
-ポーズの取り方-
1) 長座のポーズの状態から膝を曲げ、足裏を壁につけて両手で両膝を抱えこみます。お腹と肛門周りの力を緩めるように意識しながら呼吸を続け、3~5分ほどキープ。息を吐く度に体の緊張が緩んでいくのをイメージし、内臓の働きを活性化させましょう。