毎年梅雨の時期になると、心身とも調子が出ない…と憂うつな思いを抱えていませんか?気候の変動などによって梅雨はさまざまな不調が起こりやすい時期ですが、原因が分からないまま毎年同じような症状に悩まされている人も多いはず。今回は、そんな梅雨の時期の不調の原因といわれる“湿邪”について、対処法を詳しくみていきます。
その症状、「湿邪」かも?
湿邪チェックリスト
1) 体がだるい
2) いくら寝ても眠い
3) 疲れやすい
4) やる気がでない
5) 気分が落ち込みやすい
6) 肩凝りや関節の痛み
7) 胃腸の調子が悪い
8) めまいや耳鳴りを感じる
9) 体がむくみやすい
当てはまる症状がある場合は、体内に余分な水分が溜まってしまっている可能性が。そのまま放っておくと冷え性や生理不順、便秘などにつながる恐れもあるため注意が必要です。湿邪の解消法は?
<環境>:除湿を心掛ける
<食事>:胃腸の働きを整える
気温が高くなってくると冷たい食べ物や飲み物が恋しくなってきますが、湿邪によって体は冷えを招きやすい状態にあります。アイスや冷たい飲み物などの摂り過ぎは体温を下げやすく胃腸への負担も大きくなるためできる限り控え、人肌以上に温めたものを意識的に摂るように心掛けましょう。
胃腸の働きを活発にする香味野菜(にら・ゆず・ショウガ・ねぎ・しそなど)や、利尿作用のある食材(きゅうり・トマト・ゴーヤ・豆類など)を積極的に食べて体の余分な水分を排出しましょう。
<セルフケア>:日常に簡単に取り入れられることからデトックス
湿邪によって引き起こされる冷えを防ぐためにも、毎日シャワーで済ませず湯船に浸かって体を温めましょう。おすすめは、38℃くらいのぬるめのお湯で10~20分程度の半身浴。リラックス効果が高く自律神経を整える作用があります。
体内に溜まってしまった水分や老廃物の排出を促してくれる、足の「除湿ツボ」を2つご紹介します。神経と繋がっているツボはダイレクトに作用しやすいため、調子が悪いと感じたら空き時間を見つけてすぐ実践してみましょう。
土踏まずのやや上、人差し指と中指の骨の間にあるツボ。体内の水分バランスを調節して、血液循環を促進します。
内くるぶしの中心から指幅4本上がったところにあるツボ。冷え性やむくみ、便秘、生理痛や生理不順などに効果的で、女性にとっての万能ツボと呼ばれます。