1990年以降、気温の上昇に伴い熱中対策が重要視されるようになり、冷却タオルやクールスプレー、ポータブルファンなどの携帯可能な冷却グッズが市場に普及した。
現在では、冷却タオル、冷却ベスト、クールスプレー、ポータブルファンなど、様々な冷却グッズが市場に存在している。
今回は、これから暑くなる夏に向けておすすめの「冷感グッズ」4アイテムを紹介していこう!
熱中対策におすすめな4商品を比較!
これからの夏に向けて、少しでも快適な日常を過ごせるよう、冷感グッズを下記の6点に着目して比較する。
1. 冷却効果と持続時間(どのぐらい効果が持続するか)
2. 使用シーンと適用範囲(スポーツ、通勤通学、日常生活など)
3. 携帯性や手軽さ(利便性)
4. 成分や環境(フロンガスなど)
5. 保管条件(高温や直射日光)
6.価格:(コストパフォーマンス)
ビオレ 冷タオル(花王)
・価格:545円(税込)
・購入場所:セブンイレブン
・内容量:5本入り
首かけできる大判の冷却シートである。
首に掛けて使用するタイプで、肌温度―3℃が1時間続く。通勤や通学時は使用しにくそうだが、ウォーキングやアウトドア、スポーツの休憩時などに重宝できそうだ。
成分はタオルなので環境に優しく、ヒアルロン酸が配合されている。また無香料なので、周囲を気にせず使用できるのもポイントが高い。
コンパクトな個包装で携帯性に優れ、利便性は高い。強いて言えば使用後に捨てる手間をどう捉えるかだろうか。
見た目はコンパクトな個包装だが、広げると長さは46cmあり首に掛けても十分な大きさ。冷感や肌触りなどの使用感はとても良く適度な冷感が長く続く。無香料なのでメントールが苦手な人には特に有難いだろう。
保管条件も良く、価格は1本当たり111円(税込)。携帯性の良さやヒアルロン酸などの含有成分、無香料で使いやすく、アウトドアやウォーキング、スポーツの休憩時に活躍してくれそうで、コストパフォーマンスも十分だろう。
シャツクール冷感ストロング(小林製薬)
・価格:498円(税込)
・購入場所:セブンイレブン
・内容量:100ml
こちらの商品は衣服に吹きかけて使用するタイプ。まさに通勤や通学などに活躍してくれそうだ。暑さへのストレスを最大約−30%軽減してくれるそうなので期待も高い。
プッシュするスプレー式だが、ストッパーが付いており小型で携帯性も高い。ガスタイプではないので環境にも優しい商品だ。
使用方法は、上図のように推奨箇所に3回~5回程度スプレーする。汗をかきやすい部分にスプレーしても良いだろう。
冷感ストロングという点と、肌に直接吹きかける訳ではないこともあってか、冷感度合いは非常に強く持続性も高い。メントールの香りがかなり強いため、食べ物や飲み物が傍にある環境では一定の制約があるだろう。
ノズルはあるが、コンパクトなサイズ感で十分携帯性に優れている。衣服に吹きかけるだけで通勤や通学の暑さ負担が軽減されるうえ、100mlで500円を切っており、正確な噴射回数は不明だったが、コストパフォーマンスも十分納得できる。
アイスノン 瞬間氷スプレー(白元アース)
・価格:598円(税込)
・購入場所:セブンイレブン
・内容量:57ml
ガスを使った噴射式の瞬間氷スプレーであり、火気厳禁である点を含めて保管に注意する必要がある。
極めてコンパクトで携帯性に優れており、意図せず噴射されることもなく安心だ。利用シーンはアウトドアを中心にスポーツやレジャー、夏の外出や通勤通学など使用シーンは広い。
ハンカチなどの布にスプレーすると噴射時のミストが氷に変化。冷感度合いは非常に強い。氷なので当たり前だが冷却度合いは非常に強く、ほとんど香りがしない点も良い。
1秒の噴射で約30回使用できるが、この30回が意外と少なく感じてしまう。1噴射約20円という計算になり、主観にはなるがもっと噴射回数が多ければ嬉しいと感じた。携帯性と利用シーンの広さ、吹きかけた瞬間の物理的な冷却感は疑いようがなく、コストパフォーマンスも納得できる。
ヒヤロン 握るだけで急冷!(ロッテ)
・価格:180円(税込)
・購入場所:セブンイレブン
・内容量:1個
この商品は、握るだけで急速に冷える点が最大の特徴である。完全な使い切りタイプだ。
袋の上部を強くに握るだけで急冷する。今まで紹介した商品と比べると利用シーンは限定されるが、やはりアウトドアを中心にレジャーやスポーツに適しているだろう。スポーツの場合、打撲や捻挫などの怪我にも利用できそうだ。
条件にもよると思うが冷却効果はしばらく続いた。簡易的な保冷剤としても活用できそう。コストパフォーマンスは1個180円と購入ハードルが低いのも魅力。
本格的な暑さを迎える前に「冷感グッズ」をチェックしておこう!
いよいよ暑さが本格的になる季節になってきたため、熱中対策が気になるところだ。
近年は様々な熱中対策グッズが登場しているが、少しでも暑さ対策の参考にしていただければと思う。