またもや芋焼酎の概念がくつがえされた。『apple-rance(アップルランス) 』は、アップルとラ・フランスの言葉をつなげた造語だが、その名のとおり、りんごや洋梨のような香りが楽しめる香り系芋焼酎である。早速どんな香りと味わいなのか、実際にいただきつつご紹介しよう。
りんごとくじらのラベル? 香り高い芋焼酎とは?
さつまいものの品質にこだわる芋焼酎の酒造メーカー・大海酒造(鹿児島県)。カンパチとの組み合わせに特化した「カンパチーノ」や緑茶と一緒に仕込んだ「茶房大海庵」など、従来の概念にとらわれない芋焼酎が作られている。
香り豊かな焼酎のニーズが増えてきている中で、りんごや洋梨のような香りが楽しめる『apple-rance(アップルランス) 』(720ml/1800ml・価格 税込1,850円/3,480円・発売中)が、お目見えした。
2022年に黄綬褒章を受賞、鹿児島酒造業界5人目の現代の名工にも認定されている大牟禮良行杜氏は、醪(もろみ)の低温発酵によって香り高さを実現。
特殊な香り酵母を使用し、減圧蒸留によって特有の吟醸香と甘みをほこる仕上がりになっている。アルコール度数は少し高めの度数の27度となっているが、甘みと吟醸香を楽しめるように設定されたという。
「海」や「茶房大海庵」などに続く香り系芋焼酎の新提案。ラベルやキャップには大海酒造を象徴するくじらのマークがあしらわれている。りんごとくじらという組み合わせも、なかなかユニークだ。
『apple-rance(アップルランス) 』をロックで飲んでみた!
それでは実際に『apple-rance(アップルランス) 』を飲んでみよう。まずはシンプルに香りと味わいをチェックするべくロックで。氷を入れたロックグラスに注ぎつつ、香りをチェックしてみる。芋焼酎らしさもありつつも、りんごの爽やかな香りもしっかりと感じられることにまず驚く。
どんな味わいなのかますます気になりつつ、ひと口いただく。芋焼酎ならではの力強さはもちろんあるのだが、りんごの風味も口の中に広がってくる不思議な味わいだ。お酒飲みであればあるほど、芋焼酎といえばこういう味わいだろうというイメージを覆してくれる。
『apple-rance(アップルランス) 』を炭酸割りで飲んでみた!
続いて、炭酸割りでも飲んでみる。氷を入れたサワーグラスに適量の『apple-rance(アップルランス) 』を注ぐ。
シュワシュワと音を立てながら炭酸水を注いで、軽くかき混ぜて完成だ。りんごの香りと炭酸の相性は良さそうだが、どんな印象と味わいになるだろうか。
グイッと飲んでみると、はじける炭酸の刺激によってりんごや洋梨の風味がより爽やかに感じられる。
ロックも炭酸割りも、その香りを十二分に楽しめた。これが香り系芋焼酎かと、飲んだことがないお酒好きも唸るに違いない。お湯割りでも華やかな香りが立ち上がるとのことなので、さまざまな飲み方で楽しんでみてほしい。
※お酒は20歳になってから。
『apple-rance(アップルランス) 』は、全国の特約店にて購入可能。