昨今、在宅介護をしているという方も増えているのではないか。その中で必須と言っても過言ではないのが、ジェルを使った介護用の口腔ケアだ。誤嚥リスクを減らし口腔内の保湿も行える介護用の口腔ケア商品。今回は、現場の声から生まれた介護ブランド「ここ笑み」から、『爽快 お口うるるジェル』と『爽快スポンジ』、『爽快 お口キレイぐるっとブラシ』の使い心地をたしかめてみよう。
現場の声から生まれた介護用口腔ケアアイテム
口腔ケアとは、口の中を清潔に保つことで歯周病や虫歯などを防ぎ、さらには全身の健康状態への影響を抑えることを目的としたケアのこと。とくに唾液が減ったり自力でハミガキなどができない人に対しては、介助者によるケアが必要だ。だが、他人の口腔ケアには経験も少なく不安があるという人も多いはず。
そんなあなたにおすすめしたいのが、1953年に創業した衛生材料メーカーハクゾウメディカル(大阪府)が発売する、現場の声から生まれた介護ブランド「ここ笑み」のシリーズ商品。今回はその中から3つのアイテムを実際に使いながら紹介しよう。
『爽快 お口うるるジェル』で汚れを軟化&保湿。爽やかなフレーバーで不快感なし!
はじめに使うのは、『爽快 お口うるるジェル』(80g・希望小売価格 税込847円・発売中)。口の中の汚れをすばやく軟化させて絡め取る口腔ケア用ジェルだ。粘性が高く垂れにくいので誤嚥リスクを減らすことができ、刺激の少ないパラベンフリー処方のため、安心して使えるようになっている。
また、はちみつレモン風味とパインアップル風味の2つが用意されているので、飽きにくく楽しみながら口腔ケアが行えるのもうれしいポイント。
手袋をした手の甲にジェルを500円玉大ほど出し、『爽快スポンジ(プラスチック軸)(10本入)』(10本入・希望小売価格 税込440円・発売中)のスポンジ部分に伸ばしながらつけていく。全体にジェルがついたら、口腔内に薄く塗り広げる。よくすべるから動かしやすく、かたまりになりにくい。力も不要だ。
ちなみに今回は「はちみつレモン風味」を使用。レモンの爽やかな風味と清涼感があり不快さはなし。ハミガキ粉や薬のような味もないので初めてでも使いやすかった。
2〜3分ほど待ち、汚れを軟化させたら、水で湿らせた『爽快スポンジ』で汚れをふき取っていく。このスポンジ、吸水性がとても高く思った通りに動かしやすい。何か特殊な工夫でもされているのだろうか。
歯垢や舌の掃除もしたいときは、『爽快 お口キレイぐるっとブラシ』(1本・希望小売価格 税込561円・発売中)を使っていく。水で湿らせた後、通常の歯ブラシ同様に歯を1本ずつ磨いていけばOK(ハミガキ粉不要)。360度どの方向でも磨ける歯ブラシなので、方向を気にせずに使いやすい。
極細のやわらかい毛を大量に使用しており、歯茎や粘膜が傷つきにくいのも介助者にとってありがたいポイント。わざと力を入れて磨いてみても痛みはなかった。一般的な歯ブラシでは見落としがちな頬との隙間にも入り込むのでとても磨きやすい。グリップが太く螺旋形状となっているので、無駄な力が入らず握りやすいのもこのブラシを使うメリット。私たちの歯ブラシもこの形状になってもいいんじゃないだろうか。
仕上げに保湿成分ヒアルロン酸ナトリウムを配合した『爽快 お口うるるジェル』を薄く塗り、保湿すれば完了だ。
なお、使い方は同社が公開している動画を参考に行った。
介助を行う上で大事なのは安心と安全。痛みのない快適な口腔ケアを、相手も自分も実感できることが大切だ。今回紹介した3つのアイテムを使って、この安心と安全を体感してみてほしい。
オンラインショップで発売中。