「小谷城址保勝会」が、公益財団法人日本城郭協会が主催する第4回日本城郭協会大賞で初の2冠受賞を達成しました。
イベント詳細
項目名:第4回日本城郭協会大賞主催:公益財団法人日本城郭協会
後援:東京都教育委員会
協賛:ブックオフコーポレーション株式会社
審査員:小和田哲男(協会理事長・文学博士・静岡大学名誉教授) 他
特筆すべき受賞団体・個人
日本城郭協会大賞と日本城郭文化振興賞を双方受賞した「小谷城址保勝会」は、滋賀県長浜市に拠点を置き、小谷城跡を文化遺産として保全する動きをリードしている団体となります。また、「ユーエム・サクシード株式会社」が日本城郭文化特別賞を受賞しました。同社は城めぐり必携アプリ「ニッポン城めぐり」の運営を行い、そのユーザーは20万人以上に上ります。
調査・整備・活用賞は「鳥取県米子市」が授与されました。尾高城跡の国指定史跡認定が評価された形となります。
各受賞団体・個人の活動内容と受賞理由
小谷城址保勝会は、城跡を守るだけでなく、郷土史の勉強会やガイド、小谷城戦国まつりの開催などに取り組む活動を展開。その活動が評価され、二つの賞を受賞しました。ユーエム・サクシード株式会社は、位置ゲームにとどまらない細やかで丁寧なコンテンツを持つ「ニッポン城めぐり」の運営を行っています。20万人以上のユーザーが利用する同アプリは、城の普及と啓蒙に貢献しています。
米子市では、尾高城跡の調査に取り組む傍ら、その成果を短期間でまとめ上げて国史跡の指定につなげる活動を進めました。その活動が評価され、調査・整備・活用賞が授与されるに至りました。
表彰式の詳細
受賞者の表彰は6月4日に開催予定の日本城郭協会総会にて行われます。また、年末にパシフィコ横浜で開催される「お城EXPO2025」にて、受賞者による記念講演等が行われる予定です。