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Uber Eatsで人気の食べ物は?2025年上半期トレンドランキングから見えた今の食卓


Uber Eatsが2025年上半期のトレンドを発表。料理部門1位は低カロリーで健康に良いとされる麻辣湯がランクイン。スイーツでは、再び人気を集めるアサイーボウルやグリークヨーグルトが注目。日用品部門ではもやしや納豆などの日常品が上位に。これらの結果は、デリバリーが家庭の食卓に深く浸透し、新しいライフスタイルとして確立していることを示している。特にデリバリーは“ちょっとした贅沢”や“ミニスーパー”としての役割も担いつつある。

スマホひとつで料理や日用品が届く生活が、当たり前になった今。そんな中、私たちは実際にどんなものを頼み、どんな風にデリバリーを使っているのでしょうか。Uber Eatsがこのほど発表した「2025年上半期トレンドランキング」には、そのヒントが詰まっていました。

今回のランキングは、2025年1月から5月末までの注文データをもとに、料理・スイーツ・食品・日用品・コンビニの4ジャンルでまとめられたもの。特別なキャンペーンでもなければ、テレビで紹介された話題のグルメでもない。純粋に「多くの人が実際に頼んだもの」が並んでいます。つまり、今この瞬間、誰かの玄関先に届けられている“リアルな食と生活”がランキングとして可視化されたと言っても良さそうです。

目を引くのは、料理部門で1位に選ばれた「麻辣湯(マーラータン)」や、スイーツ部門で再び注目を集めている「アサイーボウル」。そして、もやしや納豆といった冷蔵庫の定番が日用品部門で上位に入っているのも、ちょっと意外かもしれません。

この記事では、ランキングの中身をひもときながら、今の食卓やライフスタイルにどんな変化が起きているのかを見ていきたいと思います。

しっかり食べたい気分に応える“麻辣湯”の人気と、定番化する“麺欲”メニュー

Uber Eatsが発表した2025年上半期トレンドランキング。料理部門では、今注目の中華スープ「麻辣湯(マーラータン)」が1位にランクインしました。具材や辛さを自由に選べるカスタマイズ性に加え、低カロリーで野菜や食物繊維が豊富に摂れる点が、美容や健康を意識する人たちから評価されているようです。デリバリーならではの楽しみ方として、自宅で好みの調味料を加えたり、普段より辛めにチャレンジするなどのアレンジも支持の理由とされています。

そのほか、油そばやラーメン、まぜそばといった「しっかり味」の麺類が多数ランクインしているのも印象的でした。中でも油そばは、スープがないため麺が伸びにくく、こぼれにくいという点でデリバリーとの相性が良く、定番メニューとしての地位を固めつつあります。

一方で、サラダボウルや鶏の煮込み定食、玄米ご飯の弁当など、栄養バランスに配慮した「1食完結型」のメニューも一定の人気を保っています。さらに、ケバブはサンドや丼、単品など複数のスタイルでランクインしており、濃厚な味わいながらもヘルシーに楽しめる点が日常的な食事として支持されているようです。

アサイーボウルに夜アイス 広がる“おうちスイーツ”の選択肢

デザート部門ランキングでは、近年のフードトレンドを象徴するようなメニューが数多く登場しました。中でも目立ったのが、若年層を中心に再び人気が高まっている「アサイーボウル」や、韓国発の「グリークヨーグルト」といった、見た目のおしゃれさとヘルシーさを兼ね備えたスイーツです。外に出なくても、少しだけ贅沢な気分が味わえる“おうちスイーツ”として、多くの支持を集めているようです。

また、Uber Eatsならではの動きとして注目なのが、「夜アイス」のような時間帯ニーズに応えるメニューの登場です。深夜に営業するアイスクリーム専門店の人気が高まっており、いわゆる“夜のおやつ”需要にもデリバリーが活用されるようになってきました。こうした傾向からも、スイーツとデリバリーの相性の良さがうかがえます。

さらに、クレープやタピオカティーといった見た目にも楽しいメニューに加え、エッグタルトやシュークリーム、たい焼きなど、片手で手軽に食べられるスイーツもランクイン。小腹が空いたときや、仕事や勉強の合間にちょっと甘いものをつまみたいという軽食ニーズにも応えているようです。包装の手軽さも後押しとなり、デリバリーでスイーツを楽しむスタイルがますます身近なものになっています。

冷蔵庫の“あと一品”まで届ける 日常に溶け込むデリバリー活用

食品・日用品部門ランキングでは、もやしや納豆、水など、日々の食卓に欠かせない定番アイテムが上位に並びました。注目すべきは、これらが単なる“料理のついで”ではなく、「今ちょうど欲しいもの」として選ばれている点です。デリバリーサービスが、外食だけでなく家庭の“ミニスーパー”のような役割を果たしていることが、ランキングから読み取れます。

特に「もやし」は、野菜の中でも圧倒的な人気を集めており、他にも納豆や牛乳、バナナなど、翌朝の朝食や常備食材として重宝されるアイテムが多数ランクイン。さらに、しめじ、きざみねぎ、キャベツ、豚こま切れ肉、ウインナーなど、汎用性が高く調理が簡単な食材も多く見られました。これらは、忙しい中でも手早く一品を用意したいという日常のニーズに応えていると考えられます。

また、飲料類の人気も目立ち、2Lの天然水や1.5Lのコーラ、ポカリスエットといった“重くてかさばる商品”も上位に入りました。買い物に行かずに済む便利さと、運搬の負担を減らしたいという生活者の心理が、デリバリー活用に繋がっているようです。

一方で、スナックやアイスといった“気分消費”や“ご褒美ニーズ”も見逃せません。主食や食材のついでに、ちょっとしたおやつを一緒に注文するという使い方も広がりを見せています。

コンビニのホットスナックが定番に “ついで買い”も広がる新しい日常

コンビニ部門では、ローソンのホットスナックや揚げ物が特に高い人気を集めていました。現在、Uber Eatsに加盟しているコンビニの中でもローソンは約7,000店舗と圧倒的な数を誇っており、ランキング上位10商品のうち半数以上がホットスナック系という結果からも、日常の“手軽で満足感のある食事”として定着しつつある様子がうかがえます。

中でも唐揚げ類は、味のバリエーションが豊富で、好みに応じて選べる楽しさもあり、リピート注文を後押ししていると考えられます。オフィスや自宅で、さっと食べられる手軽さとボリューム感が魅力です。

また、ドリンク類も上位に入りました。コカ・コーラやポカリスエットなどの定番飲料は、ホットスナックなどと一緒に注文される“ついで買い”の対象として支持を集めており、特にスポーツドリンクは、水分補給や体調管理などの明確なニーズと結びついています。

そのほか、おにぎりやシュークリームといった「ちょっとだけ食べたい」ニーズに応える“ちょい食べ”アイテムも好調です。小腹が空いたときや休憩中のおやつとして、コンビニ商品がデリバリーでも気軽に選ばれるようになった今、コンビニ=“買いに行く場所”というイメージも、変わりつつあるのかもしれません。

調査について
今回のランキングは、2025年1月1日から5月31日までにUber Eatsで実際に注文されたデータをもとに集計されたものです。料理やデザートは注文数上位300件から、食品・日用品やコンビニ部門は上位500件から、それぞれ人気のメニューや商品が抽出されています。

※調査期間:2025年1月1日から2025年5月31日
※調査対象:調査期間中のUber Eatsの注文アイテム

“何を頼むか”が見えてくると、日常がちょっと面白くなる

Uber Eatsのトレンドランキングには、ただの人気メニュー以上に、私たちの暮らしや食の選び方が色濃く反映されていました。「今日は野菜多めに」「夜だけどちょっとスイーツを」「重い飲み物は持たずに届けてもらう」──そんな小さな選択の積み重ねが、今の“リアルな食卓”をつくっているのかもしれません。

特別なごちそうではなく、あくまで日常の延長として利用されているデリバリー。そこにこそ、サービスの定着と進化が感じられます。

忙しい日や気分転換したいとき、自分や家族の食事をどう選ぶか。そのヒントを、このランキングから見つけてみるのも面白そうです。さて、次にあなたが頼みたくなるのは、どんなメニューでしょうか。

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