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広瀬すず、仕事が嫌で泣きじゃくっていた過去 姉・アリスに相談も…


日本映画『ゆきてかへらぬ』が大ヒット公開中で、主演の広瀬すず、木戸大聖、根岸吉太郎監督が舞台挨拶に立ちました。広瀬すずは映画への深い思い入れを語り、初の大正時代の役への挑戦が好評を得ていることに喜びを感じています。共演の木戸大聖は観客からの高いリピート率に驚き、根岸監督も俳優たちの演技が称賛されることに喜んでいます。広瀬は過去の迷いと成長を振り返り、今ではこの仕事が彼女の人生そのものだと述べています。そして『ゆきてかへらぬ』がさらに多くの人に届くことを願い、新しい観客との出会いを祈っています。

日本映画の“夢の企画”として話題の『ゆきてかへらぬ』が、現在大ヒット公開中!2月27日には都内映画館で大ヒット御礼舞台挨拶が実施され、主演の広瀬すず、共演の木戸大聖、そして根岸吉太郎監督が登壇した。

満員御礼で迎えたこの日、大正時代を生きた新進女優・長谷川泰子を演じた広瀬は「何年も心のどこかにずっと思い続けてきた作品がこうして皆さんに伝わっているのを今日、実感しています」と万感の思い。反響も耳に入っているようで「大正時代という初めての挑戦という事もあって、色々な方から『新鮮だった』『カッコ良かった』と言ってもらえる事が多くて。そういう風に届いてるのが嬉しいと思うばかりです」と手応えを得ていた。

泰子と共同生活を送る天才詩人・中原中也役の木戸は「中には『5回観た』と言ってくれる方もいらして、何度も観てくださっているからこそ細かい所に気づいてくださっている感想もあったりして凄く嬉しいです。僕自身も今までやって来た役とは違うキャラクターだったので、驚きや新しい発見をしてくれた方も多かったです。撮影が2年前だったので、今公開されて逆に良かったと言ってくれる方もいました」と笑顔だった。

16年ぶりにメガホンをとった根岸監督も、好リアクションに胸を撫でおろしている。「至る所から俳優の演技について素晴らしいと言ってもらえて、本当に嬉しい」と述べた。

「人生を翻弄された出会い」を聞かれると、広瀬は「事務所の社長さん」といい「翻弄というか、姉が先にこの仕事をしていて、私は全然興味がなくて。やり始めた時も辞めたくて仕方がなくて、バスケをやりたいしで、嫌々東京に行って。お姉ちゃんに相談してアドバイスももらったけれど、いつ辞められるのかな?みたいな感じでした。どう言えばいいのかわからない感じで、オーディションの電話とかがあると毎回泣きじゃくって、行きたくない!と言っていました」とまさかの過去を回想。しかし「色々な事を経験させてもらっていまだに続けている。マイナスな感じでこの世界に入ったけれど、言葉や人柄、与えてくださったものを含めて、結局は楽しくて。今の仕事がもはや人生になっています」と自分自身でも驚いていた。

また「どのような人に惹かれるか」との問いには「映画を撮るときは、映画の中の人物のキャラクターの強さに必ず惹かれます。そもそも登場人物に惹かれないと、撮っていてつまらないから」と根岸監督。木戸は「僕は年齢に関係なく遊び心のある人に惹かれるし憧れます。そういう人はワクワク心やドキドキしたものを表に出しているイメージがあるし、失敗したり怒られたり負けている姿を正直に出していると思う。そこに可愛げを感じます」と返答。広瀬は「面白い人」といい「頭の回転の面白さ、センスの面白さ、面白い人はそういう感性を貫いて表に出せるので見ていて面白いと思います。そんな面白い人や楽しい人に惹かれます。私も面白い人になりたい!」と願っていた。

最後に主演の広瀬は「この作品は、泥臭く、人間臭く、一生懸命にあの時代を生き抜いていた三人の、言葉では言い表せられない関係性を描いています。私自身、とても面白い作品に出会えて良かったなと思っていますので、一人でも多くの方々に届いてほしいと思います」とさらなる大ヒットを祈願していた。

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