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マインドフルネスに人種差別や年齢差別を軽減する効果



仕事や趣味のコミュニティなどで、性別や年齢による差別を感じたことはありませんか?あるいは海外の白人の国で人種的な差別を感じたことはなかったでしょうか?



人は時として相手を無意識に偏見で見ることがありますが、あなたはもしかすると、「そういった無意識の偏見は、育ってきた環境や教育など、長い間をかけて作られるものであり、変えようがない」と思われるかもしれません。



しかし、中央ミシガン大学のAdam Lueke氏とBrian Gibson氏 の研究(英文)で、マインドフルネスに無意識の偏見を軽減する効果があることがわかりました。



実験では72人の白人学生に対して、IATテストで偏見レベルを計測。その後二組に分けて、片方のグループにはガイド音声付きで10分のマインドフルネス瞑想を実施。もう片方のグループには同じナレーターで歴史についての録音を聞かせました。



ちなみにガイドはシンプルで、「身体の感覚(心臓の鼓動と呼吸)に意識を向けましょう。そして、判断や反抗、制限なく、その感覚や感じていることを全て受け入れます。」といったもの。



その結果、マインドフルネス瞑想を実施したグループでは、黒人や高齢者に対しての偏見レベルの数値が下がっていたそうです。



研究者いわく


マインドフルネスの効果として、過去の経験や感情的な反応にとらわれることが減ることが知られています。例えば、過食症の人が食べ物に感じる強烈な衝動を減らす効果であったり、苦手な誰かに対して親切になれたりオープンな態度を取れる効果など。このような、過去にとらわれず目の前の現実だけを見れるようになる効果で、偏見を減らすことに繋がると考えています。



とのこと。現在は差別を当然と考えている差別主義者に対しても、この効果があるのかを研究中だそうです。もし差別主義者にも効果があるなら、大人はもちろん、子供にもマインドフルネスを教えることは今後とても重要になりそうですね。



また、Google社などでは会議前の瞑想を推奨しています。ビジネスにおいても、偏見なく現状を見れる力を鍛えることが「より効果的な決断をする」一助になることは間違いないでしょう。気になった方は是非、10分マインドフルネス、やってみてください。



Photo:DSC_0844 By Vicky*B*


心のスイッチ、見つけよう -HAPPYW(ハッピーウー)-


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