
2025年も夏フェスシーズンが到来し、日本最大級の野外ロックフェスティバル「FUJI ROCK FESTIVAL’25(フジロックフェスティバル’25)」が7月25日(金)〜27日(日)にて開催。待ちに待った年に一度の祭典を楽しみに、日本全国、そして海外から、音楽&フェス好きが新潟県・苗場スキー場に集結。
注目の初来日アーティスト勢と名だたる国内勢が苗場に集結!


注目のヘッドライナーには、Fred again..、Vulfpeck、Vampire Weekendと、異なるジャンルで活躍するアーティストが名を連ね、国内勢からも山下達郎をはじめ、RADWIMPS、Vaundyなど、シーンを牽引する出演者が数多くラインナップ。
豪華絢爛なアーティストが集ったということで、3日間通し券と、26(土)1日券がソールドアウト。開催直前まで仕事や予定を調整して、、、とギリギリまで粘っていたけど、泣く泣く行けなかったフジロッカーもいたのでは。


事前にタイムテーブルを見ながら、どのアーティストを見ようか考えているときも至福の時間。でも、いざ現地に行ってみると予定どおりに動けないなんてこともしばしば。
ステージ間の移動でたまたま耳に入ってきたサウンドにつられ寄り道してしまったり、美味しいフェス飯とお酒を飲みながらついついまったりし過ぎてしまったりと、そんなあるあるもフジロックの醍醐味。

そして今年は新たなステージ「ORANGE ECHO」が誕生。参戦歴の長いフジロッカーにとっては思い出深い、かつてオールナイトフジが開催されていたオレンジコートのあったあの場所!
飲食ブースも軒を連ねるORANGE CAFÉのエリアに新設され、会場内最奥エリアという立地ながら、アジア各地の多彩なアーティストが出演。


会場は昨年同様、猛暑日を記録。標高が高いこともあり、強い日差しが降り注ぐので、野外フェスならではの酷暑との戦いに。ところ天国やOASISエリア近くを流れる川で水浴びして涼んだり、木陰に椅子を出してステージから聞こえてくる音を聞きながらゆったり過ごすヒトが多く見受けられた。

また、フジロック恒例とも言える雨は、金曜はパラつく程度だったものの、土曜の昼過ぎからは雷とともにバケツをひっくり返したかのような大雨が。
しかし、会場に集った猛者たちは雨対策もバッチリで、慣れた手つきで素早くレインウエアを身に纏い、何事もなかったかのように楽しんでいたのも印象的だった。むしろ、日中の厳しい暑さが和らぎ、恵みの雨ぐらいに感じられたほど。

日が暮れると昼間の暑さが嘘かのような快適な気候となり、フジロックの夜はまだまだここから! 足取りも軽くなり、グリーンのヘッドライナーを観たり、ピースフルな空間のフィールドオブヘブンまで足を運んだり、深夜まで鳴り響くレッドマーキーやパレスオブワンダーで朝まで踊ったりと、非日常にどっぷりと浸れるのも魅力。
今年も始まったなーと思っていたのも束の間、濃密だった3日間はあっという間に過ぎ去り、気づけばフジロックは閉幕。終わったいま、またあの場所に行けるのが1年後と考えると、フジロックロスに陥っているヒトもきっと多いはず……。
苗場に集ったフジロッカーたちの着こなし術を拝見!
今回GO OUTでは、フジロックの会場でファッションスナップを敢行。大自然のなかで開催されるフジロックだからこそ、暑さ対策&雨が降ることを想定した入念な事前準備が必要不可欠。
野外フェスならではの機能性を纏ったアイテム選び、そしてオリジナティを放つファッショナブルな着こなしと、全国から集まったファッション感度の高いフェスラバーたちの最新アウトドアスタイルを、気になるポイントに分けて紹介していきます。
ほっかむりスタイルは日差し対策の定番に。

近年のフジロックは天候に恵まれている日が多く、雨が少ない分、日中は非常に強い日差しが襲ってくる。そんななかで近年定番となってきたのが、手ぬぐいや大判ストールを頭に巻くほっかむりスタイル。


ウィメンズの着こなしとして浸透したのちに、メンズにも波及。そのスタイルもさまざまで、帽子の上から巻くもよし、帽子の中に入れるもよし。汗も拭えて一石二鳥なので、手ぬぐいや大判ストールは今後持っておいて損はしないはず。
広いフィールドを移動するなら堅牢なシューズが◎。

フジロックの会場は、端から端まで約4kmにも及ぶ広大なエリアとなるため、いろいろなステージを行き来してると、1日に2万歩以上なんて当たり前。川遊びを考慮してラクなサンダルもいいけど、今年多く見かけたのは堅牢なトレッキングシューズ。


長時間の移動でも疲れにくく、つま先がカバーされていて足首の捻挫といった怪我のリスクも軽減し、モデルによっては雨にも対応できるとあって心強い味方に。


また、もう少しライトな履き心地を求めて、トレランシューズを愛用している人も多数。こちらもしっかりと足を包み込みグリップ力を発揮してくれるので、フジロックとの相性はバッチリ。ソックスとの合わせでオシャレを楽しむカッコはぜひ参考にしたい。
ソックス人気はコンビニエンスウエア。


そのソックスでいうと会場内で多く目撃したのがコンビニエンスウエア。特にフジロックとの限定コラボモデルは大人気! 足元のアクセントとして活躍するほか、抗菌防臭加工も施されているのもうれしいポイント。
バッグはトレランザックが流行の予感!?

先述のシューズ同様、トレランアイテムが市民権を得たということで、会場内ではザックを活用しているヒトを多数発見。小ぶりなサイズ感がフジロックにもピッタリで、カラダにフィットするので機動力もアップ。

また、フロントにはボトルホルダーを備えているので、水分補給に便利なほか、取り出す頻度高めの小物も収納できるので、フェス会場にもうってつけ。
フェスにこそ映えるアーティストグッズ!

フジロックではアーティスト物販も長蛇の列ができ、出演アーティストのアイテムを現地で購入してすぐに身につけるってヒトも多いが、ほかのイベントで買ったり、古着を着用するヒトも多数。なかには、サンダーキャットのド派手な法被を見事に着こなすフジロッカーも。

ヴィンテージのバンドTで個性をアピールするヒトも多く、出演していないアーティストでも会話の種となるアイテムは普段着のみならずフェスでも活躍してくれる。
ツバ広ハットが再燃の兆し!?

ハットというと長期にわたりバケット型が主流となっていたが、ここにきて2014年ごろに流行ったツバ広タイプがジワジワと再燃の予感。フェス会場でも愛用しているヒトが見受けられ、軽やかな天然草のモデルはフェスの雰囲気にマッチ。

同じく、つば広で笠のカタチが特徴的なチルバハットも、着こなしのアクセントにもなりいいカンジ。顔まわりに影を作ってくれるので日差し対策にもうってつけ。
トレンドのサッカーユニフォームはフィールドでも活躍!

巷でブームとなっているサッカーのユニフォームはフェス会場でも。ゲームシャツとだけあって、吸水速乾などの機能性はもちろんのこと、国やクラブチームによってそのデザインもさまざま。ユニフォーム着用者同士が集まればどこがいい、あそこのが欲しいなんて会話にも発展。
フジロックスナップの全貌は、8/29発売のGO OUT 10月号で!

最新の夏フェススタイルをポイントごとに紹介しましたが、フジロックで撮影した全30名のスナップは、8/29発売となるGO OUT vol.192 10月号に掲載予定。おしゃれフェスラバーたちがどのような着こなしをしているのか、ぜひ楽しみにしていてください。
フジロックでしか味わえない体験をまた来年も!

2025年も大盛況のなか幕を閉じたフジロック。今年も、Prime VideoとTwitchのAmazon Music公式チャンネルにて無料でライブ配信され、自宅で楽しんだヒトも多かったのでは。
でも、苗場という大自然を活かした会場で、非日常を演出する装飾やステージでない場所でも突発的に起こるパフォーマンスなど、現地でしか味わえない体験こそがフジロックの魅力。

すでに、来年は7月24日〜26日での開催が発表され、いまからアーティストのラインナップも気になるところ。2026年は果たしてどんなフジロックになるのか。来年もぜひ会場でお会いしましょう!!
Photo/Shouta Kikuchi, Yuma Yoshitsugu
The post 今年もアツかったフジロック! 満員の会場で見つけた、おしゃれフェスラバーたちの最新アウトドアスタイルをチェック! first appeared on GO OUT WEB.