スタイルのある職人さん、プロフェッショナルたちが愛用するワークウエアと仕事道具は、それぞれの環境にとって必要な機能や耐久性、使い勝手のよさ、そしてルックスにもこだわって選びぬかれたものばかりで、使い込まれた風合いも見どころです!!
アメカジベースのタクティカルミックスな、キャンプ場作業服。
江原功治さん/水源の森 キャンプ・ランド スタッフ
- マウンテンリサーチがディレクションする山梨・道志村のキャンプ場、水源の森のスタッフとして活躍。元内装業という経歴を活かし、キャビンやウッドデッキの補修も担う。「スタッフ用のロガージャケットが、お気に入りのユニフォームのひとつです」。ロガージャケット/ポストオーバーオールズ×水源の森 コールドWXフーディ/アークテリクス Tシャツ/キャンプクルー デニムパンツ/レッドクラウズ・コレクティブ キャップ/水源の森 サイドゴアブーツ/ロッシ

キャンプ場の設備管理スタッフとして活躍する江原さんのワークスタイルは、アメカジをベースに、ミリタリーのアイテムを取り入れた着こなしが基本。「昔から軍モノが好きなんですよ。それと、実用性やコスパを考えたら日本製のワークウエアが重宝するのかもしれないけど、せっかく着るならロマンを感じるアメリカ製を選びたい(笑)」。


そうしたこだわりは、ギア選びにも反映されている。「ホームセンターでも揃えられる工具を、あえて個人輸入することもあります。そろそろ安全靴を新調したいところなので、レッドウィングやティンバーランドの日本未発売モデルが気になってます」。


WILD THINGS TACTICALのローロフトジャケット FR
ワイルドシングスのミリタリーラインからリリースされる難燃素材のジャケット。愛車のジムニーのパッチなどをセットしている。「軽くて丈夫だし、プリマロフト入りで保温性もある。秋から春先まで活躍するワークウエアですね」。

水源の森のレザーグローブ
薪や焚き火の準備で使うレザーグローブ。「グローブは何種類かをローテーションしたほうが長持ちするから、メカニクスのグローブと使い分けてます。これはお客さんにも貸出するし、キャンプ場のクラブハウスで販売もしています」。

TAYLOR & STONERのファニーパック
道具入れとしてデイリーで愛用しているポーチ。「ポケットにモノを入れたくないときに、最低限のギアを収納するのに最適のサイズなんですよ。ありそうでないマルチカムトロピック柄もポイントですね。キャンプでも重宝しています」。

YAMAHAのランドカー UMX AC
キャンプ場内で薪や荷物を運ぶときに活躍している、ヤマハの逆輸入のランドカー。荷台部分をカスタムしてカーゴ仕様にしている。「EVだから運転がめっちゃ静か。ゴルフカートっぽいけど、ボクたちはバギーって呼んでます(笑)」。

Red Clouds Collectiveのダブルニーパンツ GN.01
ポートランド発のワーク&バイクウエアブランドのパンツ。「ワークパンツらしからぬタイトなシルエットと、実用的なポケットの配置がお気に入り。色違いや素材違いで何本か所有していて、これもローテーションで穿いています」。

水源の森のてぬぐい
オープン当時からリリースされている、水源の森の人気スーベニアグッズ。「今シーズンからデザインを一新してカラバリが増えました。作業するときに腰から下げておくと、なにかと重宝するから、スタッフもみんな愛用しています」。

お気に入りのアメリカ製工具
エストウイングのハンマーとアックス、トップスの鉈。「やっぱり日本製の工具と比べると、無骨ですよね。機能性も信頼できるけど、所有している満足感の方が大きいかも。ジブンの道具としての愛着もあるから、一生モノですね」。

makitaの充電式高枝チェーンソー
肩掛けバンドはBDS製のバンジースリングに交換。グリップ部分も迷彩柄にして、さりげなくミリタリー仕様にアレンジしている。「アメリカ製が好きといえども、日本のマキタだけは別格(笑)。世界に誇るメーカーだと思います」。
ディッキーズ×コンバースが、日常もバイク整備もマイ定番。
福田光佑さん/BUDDY CUSTOM CYCLES スタッフ
- 来年で30周年を迎える、横浜のハーレー専門カスタムショップの2代目として奮闘中。プライベートではフラットトラックレースに親子で参戦。日常着もワークスタイルもアメカジオンリー。「ディキーズのパンツとコンバースのシューズは、1年のうち360日くらい愛用しています(笑)」。ワークベスト/ビームス ハート スウェット/バディカスタムサイクルズ パンツ/ディッキーズ ハンチング/エトス ソックス/コーナン シューズ/コンバース オールスター

ハーレーダビッドソンの修理やカスタムを担う福田さんのワークスタイルは、ディッキーズのパンツと、コンバースのオールスターがユニフォーム。「バイクに限らずアメリカのカルチャーが好きなのもあるけど、スケートボードをやっていたので、その着こなしが、そのまま仕事着になりました。だからプライベートも、ほぼ同じスタイルです」。


ショップでは、オリジナルのウエアも展開し、イベントなどで販売することも。「作業着として使えるTシャツやスウェットを揃えていますけど、パンツだけはボクがディッキーズを穿きたいから作らないと思います。多分、一生穿き続けますね(笑)」。


BUDDY CUSTOM CYCLESのコーチジャケット
3年前にリリースしたオリジナルのコーチジャケット。シゴトのユニフォームやバイクレースのチームウエアとして活躍している。「オリジナルウエアのデザインはスタッフみんなで決めているけど、基本オヤジの趣味です(笑)」。

Bollé Safetyのオーバーグラス
部品を削ったり、フレームを金属加工するときに使う保護ゴーグル。「これがないと、鉄粉が目に刺さったり、中に入って錆びることがあるらしいので、作業をするときは必ず着用しています。見た目より完全に実用性重視ですね」。

GRIP SWANYのG-1グローブ
グリップスワニーの原点であるレザーグローブは、父親から受け継ぎ、親子2代で愛用しているワークアイテム。スワニーイエローも色落ちして、ほぼクリーム色に。「ボクだけでも10年くらい愛用しているから、20年以上は現役かも」。

Dickiesの874 ワークパンツ
スタンダードモデルの874を中心に、つねに6、7本を所有している。「高校生の頃から潰れては買い足し続け、いままで20本くらい穿いてきました。このペースでいくと、多分生涯で100本くらいは穿けるかもしれないです(笑)」。

お気に入りの工具セット
PBスイスツールのドライバーと、コベルのハンマー、ミツトヨのノギス、モノタロウの板金ドーリー。「ドライバーはジブンで初めてシリーズで揃えた工具です。ノギスは先端をカスタムして、ケガキができるようにしました」。

モノタロウのデジタル角度計
垂直や水平を図るデジタル角度計。フレーム加工やパーツを取り付けるときに使用する。「アナログとデジタルを使い分けているけど、やっぱり使い勝手がいいのはデジタル。スイッチを入れたときの小型メカっぽい見た目も好みです」。

CONVERSEのオールスター
コンバースのシューズはオールスターの素材違いや色違いを揃えている。「スケボーにも使ってきたから、いままで30足以上履き潰してきたかも。バイクに乗るときも、レース以外はオールスター。白ソックスとのコンビが定番です」。

Snap-onの折りたたみコンテナ
アメリカの定番工具メーカー、スナップオンの折りたたみ式コンテナボックス。「お客さんのバイクのパーツを収納しているけど、どこに置いても目立つルックスがお気に入り。スナップオンは、いつかジブン用の工具も揃えたいです」。
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