D.I.Y.パーツの中で、特に人気の高い有孔ボード(ペグボード)。これがあれば家中のありとあらゆる壁が収納スペースに早変わりするという、便利なアイテムです。
持ち家ならそのまま設置できますが、賃貸物件に住む人は壁に穴を開けず、どんな場所でも設置できるのか知りたいところ。
そこで今回は、有孔ボードを取り付けるための現状復帰可能なD.I.Y.方法をご紹介します。
2×4材を使った、鉄板の設置方法!
天井から床まで壁一面を使い有孔ボードを設置すれば、ちょっと大きさのあるキャンプギアやアウターといったアイテムも収納可能に。壁がなくとも設置でき、パーテーション代わりにもなる便利なアイデア。
使用するのは有孔ボード(910×1820mm)2枚、2×4材(2438mm)2本、2 × 4 材 受け金具 4個。設置した後は好きなパーツを使ってボードを飾ってみてください。
STEP1:柱となる2×4材を設置。
まず柱になる 2×4材の両端に受け金具を固定。2×4材は天井の高さより短めにカッ トし、金具で調整可能な範囲で長さを調整しよう。2本の 2×4材を立てたら、水平垂直になっているかを確認。
STEP2:柱となる2×4材を設置。
次に、設置する有孔ボードの幅に対して柱がはみ出していないかを確認。しっかり柱にボードを納めたら2×4材の柱に、好きな高さで有孔ボードを止めれば完成。定尺(1820mm)の場合は片側 5カ所止めると◎。
次ページでは、突っ張り棒での設置方法をご紹介!
隙間の壁も有効活用! 突っ張り棒での設置方法。
次に紹介するのは、キッチンといった建具の隙間の壁に有孔ボードを取り付ける方法。洗面所や玄関といったあらゆる場所に取り付けできるので、ディスプレイとしても使えそう!
ここで使用するのは、有孔ボード(910×1820mm)約 1.5 枚、突っ張り棒 8本、結束バンド 11本。金具が必要ないので、初心者にもオススメしたい。
STEP1:突っ張り棒を固定する
ホームセンターでカットしてもらった有孔ボードの両サイドに、突っ張り棒を結束バンドで固定。裏面に上下で2ヵ所、突っ張り棒の両端がボードの中に収まっていることを確認しておくことがポイント。余った結束バンドはハサミでカットしておこう。
目安として板が80センチを超えるようであれば中央も固定しよう。そうすることで、ボードの中心が浮くことなくキレイに仕上がる。
STEP2:ボードを設置する
左右どちらかから順番にボードをはめ込めば完成。ボードを壁にはめ込んだら、ボードの水平を確認するのも忘れずに。突っ張り棒の強度や使い勝手も考慮し、1枚 でできる場合でも、ボードは最低 2 枚以上に分けて施工しよう。
事前にボードに対して突っ張り棒がどの位置にくるかをマークしておくと、力をかける位置が見てわかるので固定する際に役に立つ。
角材と有孔ボードで、デスクスペースを拡張。
最後はデスク周りの壁に有孔ボードを設置する方法。デスクとしっかり固定させるため、安定感も抜群。自宅の作業スペースを充実させたい人にはうってつけ!
準備するのは、有孔ボード(910×1820mm)約1.5枚、40×30角材(1820mm)7本、木ネジ 約20本、L字固定金具 2個。
STEP1:角材で枠を組み立て、ボードを固定。
今回は部屋のコーナーに設置したデスクを拡張。デスクの幅に合わせ、好きな高さになる分の角材を組み合わせるだけの簡単な仕様。
壁に沿って角材で枠を組み立てたら、デスクの幅に合わせた有孔ボードをビスで固定していく。デスクより下は有孔ボードを使いづらいので、高さはデスクの天板から計算することで無駄なく仕上がる。
STEP2:角材とデスクを固定。
有孔ボードを取り付けたら、既存のデスクを定位置に戻してほぼ完成。デスクの天板と有孔ボードの柱部分をL字の金具で固定しておくとより安定感が増すので、ここでできればひと手間加えておきたい。
有孔ボードは、工夫次第で家中どこにでも設置できる!
定番の2×4材だけでなく、手軽にゲットできる突っ張り棒など、工夫とアイデアでどこにでも設置できる有孔ボード。デッドスペースになってしまう壁面を上手に活用できればもう収納に困らないハズ!
小物を引っ掛けたり取り付けるための金具もバリエーション豊富なので、自分の使い勝手に合わせて選びたい。ディスプレイとしても一役買ってくれる有孔ボードのD.I.Y.、ぜひ連休中に試してみてください。