“wise”や”clever”など、賢いという意味の英単語はたくさんあります。では、それぞれどう意味が違うのでしょうか?今日はそんなまぎらわしいニュアンスの違いを、解説しようと思います。
英語で「頭が良い(賢い)」と伝える表現5フレーズ
1.smart:頭が良い
最もよく使われる表現です。成績が良かったり、頭の回転が早い人に向かって”You are so smart.(頭がいいんだね)”などと言ってあげると喜ばれるでしょう。
最近はスマートフォンの進出で「smart」という単語は聞き慣れているかもしれませんね。日本語で「スマート」といえば、「細い、痩せている」という体型を連想してしまいそうですが、これは実は和製英語なんです!英語の意味では「頭が良い」が正しい意味になります。
「smart phone」の「smart」は決して薄型だからではありません。頭の良い=スマートな機能がついている電話、ということからその名が付いたのでしょう。
2.wise:知識が豊富で、かしこい
こちらは大学教授やお医者さんなど、専門知識や経験が多く賢い人へ使うことが多い表現です。また、賢明な判断ができる、という意味でも使われますね。smartよりもややお堅いイメージの表現です。
エルビス・プレスリーの曲に、”Wise man said when the fool rushes in(賢い人は言った、愚か者は行き急ぐのさと)”という歌詞もありますね。これも、人生訓から良い選択ができる賢い人、という意味で使われています。
3.clever:機転がきく、(良くも悪くも)賢い
こちらも頭が良い時に使いますが、純粋に頭の回転や知識が多いことよりも、機転がきいて良い行動ができる人へ言うことが多いです。よく野球などでも、機転をきかせてアウトを取った時などは“clever play(頭脳プレー)”などとよく言います。 策士的なニュアンスですね。
また、ずる賢い人へもcleverを使うことがありますので、そこは文脈でホメているかけなしているか判断しましょう。
4.intelligent:知的な
こちらは頭が良い、と言うよりも、「知的な」という意味です。例えば、宇宙で地球人以外で知的生命体を”intelligent animal”などと言ったりします。学術的に「知的な」という意味で使われることが多いので、頭が良い人へ言うよりも、ゴリラやチンパンジーなどが皿回しでもしていて頭が良い、と言う時に使いましょう。
5.brightとbrilliant:(生まれつき)頭の良い
日本語では「聡明」と訳されることが多いですが、ニュアンスとしては「生まれつき頭がいい」という、天才的な頭の良さを持った人に使うことが多いです。”She is the brightest person in this college.(彼女は大学で1番頭の良い人だ)”などと言う具合ですね。
ただ、こちらもやや堅い表現なので、カジュアルに言う時はsmartで十分です。
以上、いかがだったでしょうか?「頭の良い」と伝えたいだけでも、色々な表現がありますね。ですが、基本的にはsmart+その他の表現、と覚えておけば困ることは少ないはず。ぜひ知識として知っておきましょう!