正解のない時代、子どもたちに本当に必要なのは「考える力」。博報堂DYグループが手がける探究学習プログラム「Hasso Camp」が、経済産業省のキャリア教育アワードで優秀賞を受賞しました。企業発の教育支援が、なぜここまで支持を集めているのか?その理由を深掘りします。
探究学習をアップデートする民間の力
「Hasso Camp」は、博報堂DYホールディングスが提供する中高生向けの探究学習プログラムです。生活者発想やクリエイティビティといった同社の強みを活かし、広告・マーケティング領域の第一線で活躍する社員が“教材”として参加する点が大きな特徴となっています。
プログラムは年2回の実施を基本とし、学校単位で行われる「Hasso Camp」と、長期休暇中に高校生が個人で参加できる「Hasso Camp Project ミライ」の2種類を展開。それぞれの形式で、地域や社会の課題に対する新しい発想を生徒たちと共に生み出していきます。
また、講義形式ではなく、生徒と社員が同じ目線でチームを組んで課題解決に取り組むスタイルを採用しており、「自分で考える力」や「問いを立てる力」を自然と引き出す設計になっています。
今回のアワード受賞では、安定した社員参加体制や社員向け研修による継続的な改善、さらには生徒と社員双方に対する効果測定の取り組みなど、単なるCSR活動の域を超えた本格的な教育支援が評価されました。
経済産業省の公式ページでも、今後の展開に対する期待が寄せられており、企業による教育のアップデートが社会的にも高く評価されていることがうかがえます。
詳しくは「博報堂DYホールディングス」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 海道