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中性脂肪は数値が低ければ大事なエネルギー源


何かと悪者に見られがちな中性脂肪ですが、じつは数値が低ければ人間にとって大事なエネルギー源。運動時など長時間にわたってエネルギーの補給がないときに使われます。しかも、エネルギー貯蓄率がもっとも高いため、貯蔵用のエネルギーに適しているのです。


中性脂肪は数値が低ければ大事なエネルギー源


中性脂肪は絶食時や運動時に使われる


中性脂肪は、グリセリンに3つの脂肪酸が結合した物質。常温では油状になっています。中性脂肪は体の中の脂質の1つで、食物を通して体内に取り入れるものと、肝臓で合成されるものとがあるのです。


中性脂肪は容積が小さく、軽くて水を含まない物質。糖質やタンパク質などに比べて、エネルギー生産量が高いことが特徴です。中性脂肪が体の中で完全に燃焼すると、1gあたり9kcalのエネルギーになります。


体の中の脂質は、中性脂肪として脂肪細胞の細胞質内に、脂肪滴の形で蓄えられています。この貯蔵脂肪は長時間にわたってエネルギーの補給がないときに使われるもの。絶食時や運動時などです。


中性脂肪は数値が低ければエネルギー


中性脂肪は酵素の作用で脂肪酸とグリセリンに分解されます。その遊離脂肪酸が血液中に放出されて、全身の細胞に運搬されるというわけ。そこでエネルギーとして使用されます。


すなわち、中性脂肪は数値が低ければ大事なエネルギー源ということ。中性脂肪はエネルギー貯蓄率がもっとも高いので、貯蓄用のエネルギーとして適しているのです。


なお、中性脂肪は寒いときに体の熱が放散するのを防いで体温を一定に保つ役割もあります。また、皮下に蓄えられた脂質によって、外部からの衝撃から内臓を守る働きもあるのです。


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