筋肉には、瞬発的に働く白筋と持久的に働く赤筋があります。そして、白筋に持久力をつける方法はありますが、赤筋をすばやく動かす方法はありません。つまり「筋持久力」を高めるには白筋を長く使えるようにする必要があります。特定の白筋を鍛えて、持久力だけアップさせるのです。
筋力とスピードに加え筋持久力が必要
スポーツで体を鍛えるときには、筋力とスピードを上げて運動能力を高めることに加えて「筋持久力」を高める必要があります。筋持久力というのは、大きなパワーをなるべく長く出し続ける力のことです。
陸上競技の400m走や400mハードルなどが、筋持久力を必要とする代表的なスポーツです。それでは、筋持久力はどうやって鍛えればよいのでしょうか?
筋肉には瞬発的な力を発揮する白筋と、持久的な力を発揮する赤筋とがあります。そして、瞬間的に強い力を出せるのは白筋のほう。筋肉がすばやく伸び縮みすることができるからです。
筋持久力を高めるには白筋を長く使う
じつは赤筋をすばやく動かそうとしても無理な話。赤筋がより速く動くようになるトレーニング理論は存在しません。つまり、筋持久力を高めるには、瞬発力の源になる白筋を長く使うという考え方になります。
筋持久力を高めるなら、たとえば急な階段を毎日100段上らせるトレーニングになります。目的にスポーツに合わせた特定の白筋を鍛えて、持久力だけアップさせるのです。
じつは白筋には、爆発的に力を発揮するAタイプと持久力を持たせたBタイプが存在。そして筋持久力を高めるというのは、Aタイプの筋肉をBタイプの筋肉へと強化することなのです。
■「筋持久力」おすすめ記事
細マッチョの筋トレは筋パワーや筋持久力を重視
遅筋を鍛えても筋持久力がアップしない理由とは
持久力には「全身持久力」と「筋持久力」がある
筋持久力アップで鍛えるべきは遅筋ではなく速筋
■「持久力」おすすめ記事
LSDトレーニングで持久力がアップする理由
持久力がつけるなら左心室を大きくすればよい!?
赤血球数が多いと持久力が下がるジレンマとは
アスタキサンチンの効果で持久力がアップする
【関連リンク】
自宅の風呂で筋トレ!たった1分半の腹筋メニュー
女性が腹筋を鍛えるならインナーマッスルが最適
相撲のシコ踏みは腸腰筋の鍛え方に最適だった
腹筋の正しい鍛え方には「腹式呼吸」が大切だった
腹筋を毎日鍛えられる1回たった30秒のやり方?