「早食いは太る」とよくいわれますが、これはホントのこと。体が満腹と感じる前にかなりの量を食べてしまうことが、早食いが太る理由の1つです。そして、早食いが太るもう1つの理由は血糖値の急上昇。インスリンが大量分泌されて、余った糖がどんどん脂肪として蓄えられてしまうのです。
早食いするとインスリンが大量分泌
私たちの脳には空腹を満たされたという「満腹中枢」があります。満腹中枢が働くためには、食べ始めてから20分くらいはかかるもの。早食いしてしまうと、この20分の間にかなりの量を食べることになります。
早食いは、満腹中枢が働く前に食べ過ぎて肥満につながるというわけ。「早食いは太る」といわれるのには、ちゃんと理由があるのでした。そして、早食いが太る理由はもう1つあります。
早食いをすると血糖値が急上昇。急激に上がる血糖値に対して、体はインスリンという血糖値を下げるホルモンを大量に分泌します。そして、このインスリンには余った糖を脂肪として蓄える働きがあるのです。
早食い防止はかむことがすごく重要
確実に太ってしまう早食いの解決法としては、ゆっくり食べざるをえないものを食ぶという方法があります。肉でも野菜でもあえて素材が大きいものを選ぶと、かむ回数が自然と増えて食事時間が長くなるのです。
早食い防止に、口に運ぶまでに何か作業があるのもよいかもしれません。たとえば、ステーキならナイフで切るという作業があります。焼き魚なども、身をほぐすという作業が必要。作業があったほうが、そのぶん時間が長くなるというわけです。
さらに、早食い防止にはかむことがすごく重要。お腹に溜まった満腹感より先に、かむことで食欲を抑えるホルモンが作られるからです。1口1口よくかむことは、食食を抑えることにもつながります。1口30回かむようにするのがセオリーです。
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