脊柱起立筋は、首から骨盤にかけて背中をタテに走る筋肉です。そして、そのうち一番下の部分は大殿筋の奥、すなわちお尻のなかに存在。この脊柱起立筋が硬くなっていることが腰痛の原因となります。つまり、脊柱起立筋を柔らかくすることで腰痛の予防・改善が可能。その方法がヤンキー座りなのです。
脊柱起立筋が硬くなるデスクワーク
脊柱起立筋が硬くなってしまうと、体を前に傾けたときにお尻の筋肉が十分に伸びないために骨盤の動きを阻害。それでも無理にかがもうとすると、骨盤が動かないぶん腰に負担がかかり、痛みがおこるというわけです。
脊柱起立筋が硬くなる原因はデスクワークにあります。ずっと座り仕事をしていると、骨盤の筋肉をほとんど動かさなくなってきます。すると、骨盤のまわりの筋肉が硬くなってくるのです。
とくに脊柱起立筋の下部は椅子に座った状態ではあまり使われないため、座る時間が長いほどどんどん硬くなってしまうのです。そんな脊柱起立筋を柔らかくするのがヤンキー座りです。
脊柱起立筋をこすると血行がアップ
深く腰を落とすことによって、脊柱起立筋が上下にグーッと最大限、引き伸ばされます。その場にしゃがんで深くお尻を落とし、背中を前かがみにすると、お尻の筋肉がもっとも引き伸ばされる体勢になります。
ヤンキー座りで脊柱起立筋を柔らかくする方法を見ていきましょう。足を肩幅に開いたら、そのまま腰を落とします。かかとを上げないようにして、背骨をしっかり伸ばすために重心は少し前。上半身をゆっくり前に傾けます。
ここで両手でゲンコツを作ったら、背中にある第4腰椎の棘突起からお尻のキワまで20回ゆっくりと押し下げるのです。脊柱起立筋をこすることで血行がアップして、筋肉が伸びやすくなります。朝昼晩に20回×3セットを行ってください。
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