筋トレの食事に欠かせない基本食材がタンパク質というのはもはや常識。しかし、ビタミンB類とミネラルも必須であることはあまり知られていません。じつは、摂取したタンパク質が筋肉になるにはやや手間がかかります。そのときに必要になるのがビタミンB6群とミネラルなのでした。
筋トレの食事にビタミンB群が必要
筋トレの食事では、アミノ酸スコアの高いタンパク質以外にも、摂るべき栄養素があります。というのもタンパク質は筋肉にするには手間がかかる栄養素。タンパク質以外に必要になる栄養素にはまずビタミンB群があります。
食事で摂ったタンパク質は一度、最小単位のアミノ酸に分解されるもの。分解されたアミノ酸は血液によって運ばれて別のアミノ酸に組み替え。そして、しかるべき場所で再びタンパク質として合成されます。
ここでビタミンB6はタンパク質、ビタミンB12はアミノ酸をそれぞれ代謝するのです。ビタミンB6はニンニクやマグロ、ビタミンB12はシジミやアサリなどの貝類に多く含まれています。
筋トレの食事ではミネラルを摂る
筋トレの食事ではカルシウムと鉄のミネラルにも目を向けなければなりません。カルシウムは筋肉の収縮に不可欠な栄養素。骨の成分でもあるため、骨太な体を目指すなら乳製品や大豆製品を多めに摂ります。
鉄は赤血球で酸素を運ぶヘモグロビン、筋肉内で酸素を運ぶミオグロビンの成分です。鉄が不足して貧血気味だと、筋トレがしっかりこなせません。筋トレの食事では緑黄色野菜やレバーを食べるようにします。
そもそもカルシウムも鉄は、日本人が欠乏しやすいミネラル。とくにカルシウムは男女とも必要量が満たせていないミネラルです。筋トレの食事では、ヨーグルトなどの乳製品や緑黄色野菜をしっかり摂るようにしましょう。
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