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ドライアイがいくら目薬をさしても治らない理由




患者数およそ729万人、オフィスで働く3人に2人が悩んでいるといわれる現代病がドライアイです。ドライアイとはおもに涙が不足して目が乾き、痛みや疲れを感じる病気。ドライアイで目薬を手放せないという人も多いでしょう。ドライアイがいくら目薬をさしても治らない理由を見ていきます。


ドライアイがいくら目薬をさしても治らない理由


ドライアイは目薬では改善しない


目薬を使って水分補給をしても、ドライアイの目の乾きがなかなか改善しないという人も多いでしょう。じつは、ドライアイを引き起こすのは水分不足だけではありません。


ドライアイの原因は目の「便秘」にもあるのです。目の便秘とは、まぶたにあるマイボーム腺が関係しています。このマイボーム腺に脂がつまってしまうと、便秘のような状態になってドライアイになってしまうのです。


マイボーム腺とは、まつ毛の根元の内側にある目の表面に脂を分泌している器官のこと。マイボーム腺から出た脂は目の表面にバリアを作り、涙が蒸発するのを防ぐ働きをしています。


ドライアイに目薬が効かない理由


しかし、マイボーム腺が詰まって便秘状態になると、脂が分泌されずに目の表面のバリアがなくなってしまうのです。すると、涙が蒸発しやすくなり、ドライアイを引き起こしてしまいます。


実際に、便秘状態になった目を見てみましょう。マイボーム腺を押すと、黄色い脂が出てきました。これは古い脂が詰まってしまった状態。このせいで目のバリアがなくなってしまうのです。


最新の研究では、ドライアイの種類は脂不足が50%、脂と水分不足が36%、水分不足が14%というデータもあります。じつにドライアイの86%が脂不足が関係しているということ。これがドライアイに目薬が効かない理由です。


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