血圧を下げる食べ物にチョコレートが効く理由

心不全や脳梗塞など、突然死の原因となる高血圧。高血圧とは、血圧が上が140mmHg以上、または下が90mmHg以上になる人を指します。現在、日本人の3人に1人、60歳以上では2人に1人が高血圧です。そんな高血圧の人におすすめはチョコ。血圧を下げる食べ物にチョコレートが効く理由を見ていきます。

血液の量が多いと圧力が高くなる

そもそも高血圧とは、血液が血管の壁にかける圧力が高い状態のこと。高血圧の原因は遺伝や環境因子が複雑に絡み合っていますが、直接的な原因としては大きく2つに分けられます。

高血圧の原因1つめは、血液の量が増えすぎること。血管を水道の蛇口につけたホースと考えるとわかりやすいでしょう。水量が少ないとホースにかかる力は弱いですが、水量が多いと圧力が高くなるでしょう。

そして、血液量が増えるおもな原因が塩分の摂りすぎ。血中の塩分が高くなると、体がこれを薄めようとして水分が増えます。結果として血液量が増えて高血圧となるわけです。

高血圧の原因2つめは、血管の収縮になります。収縮して細くなればそれだけ、血管の壁にかかる圧力が増えてしまうわけです。血管の収縮の原因となるのは、過度の飲酒や喫煙、塩分の摂りすぎなどになります。

ここで血圧を下げる食べ物がチョコレート。チョコレートにはポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールを摂取すると、血管をしなやかにする一酸化窒素が作られて、血管が広がって血圧が下がるのです。

ポフェノールが含まれている食材といえば赤ワインですが、100gあたりのポリフェノールは180mgほど。一方のチョコレートはなんと840mg。ケタ違いに多く含まれています。血圧を下げる食べ物としては1日5片、だいたい25gほどが目安です。

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