スポーツにおいては見ための筋肉だけでなく、肩や股関節内にあるインナーマッスルが重要。インナーマッスルは関節の可動域に大きく関わり、柔軟性とプレー向上のカギを握っています。肩や股関節のインナーマッスルをストレッチして関節の可動域を広げることがパフォーマンス向上につながるのです。
インナーマッスルをストレッチする
とかく筋肉は表面上にあるアウターマッスルばかりを鍛えがちです。しかし、筋肉は何層にも重なっているもの。深層部にあるインナーマッスルもバランスよく鍛えなければなりません。
とくに、肩や股関節にあるインナーマッスルはスポーツ動作だけでなく、関節の位置を正常に保ったり、正しい姿勢をキープしたりと、人間の動作をスムーズにする役割を果たしているのです。
そんな肩や股関節のインナーマッスルをストレッチすると、関節の可動域が広がって動作がスムーズでしなやかになります。その結果、スポーツパフォーマンスが向上するというわけです。
インナーマッスルで可動域が広がる
たとえば、肩のインナーマッスルをストレッチして可動域が広がれば、野球なら球を持つ時間が長くなって球速がアップ。テニスであればスムーズで大きなスイングができるようにあって、サーブの威力が上がるでしょう。
股関節のインナーマッスルをストレッチして可動域が広がれば、野球のピッチングでは下半身がっかり安定して、これも球速アップにつながります。サッカーであれば足の振りが速くなり、飛距離がアップするでしょう。
なお、肩のインナーマッスルは棘上筋や棘下筋、肩甲下筋、小円筋など。股関節のインナーマッスルは大腰筋や小腰筋、腸骨筋などになります。これらをしっかりストレッチすることがスポーツパフォーマンス向上につながるのです。
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