バランスボールを筋トレ前にやっておくと、筋トレ効果が最大化します。バランスボールによるウォーミングアップは、体のゆがみを解消する効果があるからです。体がゆがんでいる状態で筋トレをしても、正しく筋肉はつきません。バランスボールで体のゆがみをとってから筋トレするようにしましょう。
バランスボールは関節を動かす
バランスボールでのウォーミングアップは、スポーツを行う前の準備体操としてのウォーミングアップと少し考え方が違っています。バランスボールはふだん動かしていない関節を動かすことに主眼が置かれているのです。
私たちの体には200本以上の骨がありますが、そのすべての骨のジョイント部分は関節になっています。関節はまわりの筋肉が動くことで初めて動きますが、ふだんの生活ではほとんどの関節は動いていません。
なかでも骨盤は、体の要の部分でありながら可動域いっぱいまで動かすことの少ない部位。ふだんから骨盤まわりの筋肉を動かしていなければ固くなり、血行が悪くなって衰えてしまうのです。
バランスボールを筋トレ前にやる
筋肉が衰えると骨盤を支えられなくなり、今度は骨盤がゆがみます。これが体のゆがみの原因となるのです。そこで、バランスボールを使って、骨盤を動かせる最大の範囲まで動かすことが大切になります。
バランスボールを使うと骨盤や肋骨、肩甲骨、脊柱など関連するあらゆる骨を動かすことが可能。筋肉の血行がよくなり、体が温まってきます。骨盤だけでなく肋骨の位置なども本来の位置に戻るのです。
そして、筋トレは骨が本来の場所に戻ったところで行うことが大切。これがバランスボールを筋トレ前にやっておくべき理由です。骨の位置がずれた状態で筋肉がついてしまうと、骨格を正しい位置に戻せなくなる可能性もあります。
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