炭水化物を食べても太りにくくする方法があります。その方法は、ご飯を冷まして食べることです。というのも、炭水化物を冷ますとレジスタントスターチというものができます。レジスタントスターチは消化されにくいでんぷん。レジスタントスターチが血糖値の上昇を抑えて太りにくくするのです。
レジスタントスターチは吸収が遅い
通常、炭水化物などの糖質を食べると、そのぶん血液中の糖が増えます。これが血糖値の急上昇です。血糖値が急上昇すると、それを下げようと膵臓からインスリンが分泌。糖を脂肪に変えていくため、脂肪が溜まりやすくなるのです。
レジスタントスターチは消化されにくいため、そのぶん腸への吸収も遅くなります。すなわち、レジスタントスターチは食後の急激な血糖値の上昇をおさえるのです。
レジスタントスターチの効果は血糖値の急上昇を抑えるだけでばありません。食物繊維と同じような働きをするという効果もあるのです。このため、腸の活動を活発にして、便秘解消に効果があります。
レジスタントスターチは冷めている
レジスタントスターチは日常生活のちょっとした工夫で摂ることが可能。たとえば、朝に作ったお弁当のおにぎりはお昼には立派なレジスタントスターチになっています。レジスタントスターチのポイントは冷めていることです。
そばを食べるなら温かいそばではなくざるそばを選択。ラーメンを食べるならつけめんを選びます。うどんも温かいうどんではなく冷やしうどんでしょう。
お昼ご飯は同じものを食べたとしても、朝にレジスタントスターチを食べた人のほうが血糖値の下がりが早くなるといいます。朝食に摂ったレジスタントスターチが、昼食後の血糖値にも影響を与えるのです。
ただし、レジスタントスターチは電子レンジで温めると効果は消えてしまいます。また、レジスタントスターチを摂れば痩せるといわけではありません。あくまで炭水化物を摂るならレジスタントスターチにするのがよいという話です。
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