群馬県高崎市に「ひらめきウォーキングの会」の人たちは、ひらめきウォーキングで脳を活性化。認知症を予防しています。実際、参加者たちは「記憶力がよくなった」「ボケがだいぶよくなった」と脳の活性化を実感。ひらめきウォーキングで脳が活性化するメカニズムを見ていきましょう。
脳を活性化することで認知症を予防
ひらめきウォーキングの「ひらめき」は、ひらめくことの意味。「ウォーキング」は認知予防にも効果のある歩行を習慣化することを表しています。群馬大学大学院の山口晴保教授が考案しました。
ひらめきウォーキングは、歩きながらさまざまなことをひらめくことで脳を活性化させながら、認知予防に効果の発揮するウォーキングを習慣化。認知症を予防します。
さっそく、具体的にひらめきウォーキングのやり方を見ていきましょう。参加者たちは、ひらめきウォーキングのために週に1回集合。その日の課題と歩くコースをディスカッションします。
脳を活性化にひらめきウォーキング
この日は65歳以上の男女13名が2つのグループに分かれて、その日のひらめきウォーキングの計画を立てていました。コースと課題が決まったら出発。1つのグループの課題は「季節の花を楽しむ」でした。
参加者が最初に見つけた花は「ミソハギ」です。すると75歳の女性が「おトイレへさしたら素敵だなと思う。壁が白いから合うと思う」と話します。これがまさにひらめきの瞬間。紫色の花が白い壁に合うとひらめいたわけです。
参加者も口々に「記憶力がよくなった」「ボケがだいぶよくなった」「覚えてて出なかった言葉が出るようになった」と話します。ひらめきウォーキングは脳の活性化に効果を発揮しているのでした。