中性脂肪を下げるには、脂物を控えることと運動することの2つが重要。とはいえ、生活習慣を変えるのはそんなに簡単にはできません。そこで、もっと簡単に中性脂肪を下げる方法を紹介しましょう。食後はもちろん、食前の中性脂肪の数値を下げることができる方法です。
中性脂肪を下げる水溶性食物繊維
中性脂肪を下げることはじつは簡単。中性脂肪を下げるポイントはたったの2つしかありません。1つめは、水溶性食物繊維を食事の最初に食べることです。水溶性食物繊維とは、水に溶けやすい食物繊維になります。
水溶性食物繊維を多く含む食材は、納豆やオクラ、なめこ、なめたけなどネバネバ食材や、海苔やワカメ、寒天、コンブなどのに海藻類、大根やニンジン、ゴボウなどの根菜類です
水溶性食物繊維は腸で消化されるとゲル状に変化。腸の内壁に密着して脂肪分などの吸収を抑えるのに加えて、中性脂肪を分解する酵素であるリポ蛋白リパーゼの働きをよくするといわれています。
中性脂肪を下げる食後の有酸素運動
このため、水溶性食物繊維を食事の最初に食べておけば、食後の中性脂肪の急上昇を抑えられるというわけです。結果的に、中性脂肪を下げることになります。
中性脂肪を下げるもう1つのポイントは、食後30分から1時間の間に10分のウォーキングをすること。食事で摂った脂肪分が中性脂肪となって血液中に流れ出してくるタイミングが30分から1時間後だからです。
そのタイミングに合わせてウォーキングなどの有酸素運動を行えば、わずか10分でも効果的に食後の中性脂肪の量を下げることができるのです。この2つのポイントを守れば、食後高脂血症が改善。さらには中性脂肪が体内に溜まりづらくなることで、内臓脂肪を減らすことができるのです。