スポーツや健康のためにお腹をへこませる「ドローイン」がよく紹介されています。しかし、正しくインナーマッスルを引き込めていない人が多いのが現状。これではドローインの効果も半減していまいます。ドローイン効果が半減していないかのチェック方法を紹介しましょう。
ドローイン効果はお腹が山形だと半減
まず仰向けになって、単純にお腹に力を入れてみてください。そのときのお腹の状態が、中央が盛り上がっていたらNGです。お腹を輪切りにした断面図でいうと、おへそ付近が山形に盛り上がっていてはいけません。
ここが山形ということは、アウターマッスルである腹直筋に力が入っているということ。インナーマッスルを鍛える本当のドローインにはなっていません。お腹が山形になっていたらドローイン効果も半減してしまいます。
正しい効果的なドローインは仰向けになって腹式呼吸でお腹をふくらませ、ゆっくり息を吐きながらお腹をへこませるところが勝負。吐き切ってからさらにお腹をへこませるのです。下腹部全体を沈ませるようにして行います。
ドローイン効果でインナーマッスル
ここでも、ドローイン効果が半減していないかのチェック方法があります。1つは「お腹が平らかどうか」、もう1つは「腰骨のくぼみが硬いか」です。
お腹が平らかどうかは、アウターマッスルの腹直筋が使われていないかをチェックします。使うのはインナーマッスルの腹横筋。腹圧を上げて息を吐き切るときに、腹横筋はフル稼動するのです。
もう1つの腰骨のくぼみとは、左右にある突起の内側のこと。突起の正式名称は腸骨の上前腸骨棘といいます。その内側はくぼんでいますが、そこが硬くなった筋肉で埋められていたら正しいドローインということ。ドローイン効果でインナーマッスルがよく使われている状態です。
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