親愛なるcitrus読者の皆さまは、ドクターが自宅まで訪問してくれる往診サービスを行なっている『Night Doctor(ナイトドクター)』をご存知だろうか?
「自宅でできるPCR検査」においては国内のパイオニア的存在で、オミクロン株が流行する兆しも見え隠れするなか、検査だけではなく、たとえばアメリカに渡航する場合の公的な渡航用陰性証明書発行なども365日24時間で対応しているという。(※発熱・倦怠感・咳・喉の痛みなどいずれか症状がある際は検査費用が公費になるため無料。それ以外だと保険適用で自己負担額は12000円程度)
また、新型コロナ関連以外でも、子どもから高齢者まで、病院と同じ医療緊急対応で、現場での検査・薬の処方や点滴・傷の処置なども行っている。もし、体調の異常を感じたら電話・メール・LINEでの連絡一本でドクターが自宅まで訪問──しかも「自費」ではなく「保険」扱いで診療を受けることができるのだ。
仮に、あなたが「最近カラダがだるいんだけど、仕事が忙しいからなかなか病院にも行けなくて…」といった状況にあるとしたら……往診の流れは以下のようになる。
電話・メール・LINEにて診察依頼
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発熱など具体的な症状はないか…など、軽い問診を電話・メール・LINEにて行う
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当日中に自宅に訪問し、往診(※平均時間は依頼から60分程度)
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症状を評価するため採血検査(※必要時は心電図、エコー検査も自宅で実施)
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通常は1〜3日で検査結果が出る(※検査項目によっては若干のズレあり)
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再度訪問にて検査結果報告
そして、万一その検査結果に正常じゃない数値が出た場合は、必要に応じて薬を処方したり、専門医療機関への紹介状を作成してもらえるシステムだ。
実際、「この一ヶ月くらい不眠気味で疲れやすく、蕁麻疹のようなものがカラダに出ることもある」という私の知人女性に“体験取材”を試みていただいた。すると、本当に50分ほどでドクターが到着。30分程度の問診と採血で、
・アレルギー検査
・一般検査
・腫瘍マーカー
…と、3つの検査を終え、その3日後に再訪問。
今回は「ストレス懸念」との診断から、ビタミン剤と睡眠導入剤と美容クリームが処方された。
『Night Doctor』で医師を務める北條康弘さんは、同サービスのメリットをこう語る。
「本来、アレルギ―検査は皮膚科や耳鼻科、一般検査は内科、腫瘍マーカーは各専門科…と、病院に通えば複数の科をまたいでいちいち足を運ばねばなりません。でも、Night Doctorの場合は自宅でさまざまなニーズ応じた幅広い検査ができて、その結果が治療に結びつき、さらには市販だと高額なビタミン剤や美容液の処方までがついて、割高での購入の必要がなくなるケースもあるのです」
ちなみに、今回の診療費は、3割負担の診療費用で、交通費込みの14000円ほど。交通費は、東京都:2000円、神奈川県:3000円、埼玉県:4000円 千葉県:5000円〜で、クレジットカードカードも利用可能。処方された薬代は薬局にて支払い。子どもの診察代は交通費のみ──この数字を高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれだろう。ただ、これからは、わざわざ仕事を休まなくても、自宅にいればAmazonやウーバーイーツと同様、医療も自宅に来る時代、すなわち「物だけではなく人も動く時代」へとなりつつあることだけは、間違いなさそうだ。
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