■缶スープにラテンの香りを
秋冬物の缶入りソフトドリンクといいますと、おしるこやスープなど温かい品が思い浮かびますよね。缶入りスープというと一般的にはコーンポタージュ、最近はフカヒレや麻婆豆腐など変わり種のスープも見かけますが、トマトを使ったスープ、主にミネストローネもときどき出回ります。そこで今回は、1990年代から2000年代初めに販売された缶入りトマトスープを紹介したいと思います。
■トマトとスパイスの大手から
ミネストローネというと、トマトをはじめとした野菜にスパイスを効かせたスープというイメージがあります。日本国内でトマトというとカゴメ、スパイスというとエスビーの2社が思い浮かびますが、どちらの会社もトマトスープを販売していました。どちらも具だくさんで、空腹も寒さもしのぐことができたのではないでしょうか。
■朝ごはん、ちゃんと飲んでる?
最近は永野芽郁さんがCMに出演しているクノールのスープですが、カルピスが味の素グループだった時代には、クノールの缶入りスープが自販機で販売されていました。
この2品も野菜の具がたくさん入っており、朝食を摂る時間が無くても、一本グイっと飲めば朝食代わりになったことでしょう。
■ちょっと変わり種の品を2種
ちょっと変わり種のトマトスープを紹介します。ガスパチョはスペインの冷製スープです。夏季に販売されていました。なぜか、新橋烏森にあったam/pmでしか見かけませんでした。
マギーはネスレの食品ブランドで、コンソメやブイヨンでおなじみのブランドです。この品はネスレが缶入り飲料事業を行っていた際に販売されていた品です。最近は超広口サイズのボトル缶スープは販売されていますが、一般的な飲料用のボトル缶に入ったスープは珍しいです。
■たっぷり&豪華なトマトスープ
缶スープの内容量は一般的には190gですが、ときにはたくさん飲みたかったり、リッチな気分になりたいときもありますよね。キリンのトマトスープはその2つの欲求に応えた品だと思います。
左のミネストローネは缶入りスープ飲料では珍しい250g缶です。190g缶の1.3倍のボリュームになります。右のスープストックトーキョーのトマトスープは海老も使用した豪華なスープです。スープストックトーキョーのお店で食べられるスープは具だくさんのスープが多いですが、この品も内容量190gにしてはボリュームのあるスープでした。