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自身のお店のネット炎上を知らなかった「うどん屋のおばあちゃん」の神発言とは?


『東スポWEB』によると、YouTuberとしても活動しているコミック系バンド『夕闇に誘いし漆黒の天使達』というヒトたちが、「ワンオペのうどん屋」を自身の動画で酷評したところ、大炎上してしまった……らしい。事のあらましは以下のようなものであったという。

 

問題になったのは、昨年の10月に同バンドが投稿した動画。80代女性が一人で切り盛りするうどん屋に入ったメンバーは、それぞれ違うメニューを注文。店主は出来上がりに時間がかかることを伝えた上で “商品”を提供した。

 

店内では普通に食事していたメンバーだが、店を出た途端、「(料理が来るまで)長かったね~」「急ぐ気がなかったのが腹立ちましたね」「客の質が悪かった」「飲食の権利ない」……などと悪態を連発。これに批判が殺到し、メンバーは2月9日に謝罪動画をアップし、当面の間、YouTube動画の投稿を休止すると発表した。


……とまあ、ここまでは昨今ありがちな「炎上騒動」の一案件である。が、この「ありがちな一案件」を後追いした一部女性週刊誌の取材に応じた80代の女性店主のシンプル極まりないコメントが、「神がかっている」クラスに珠玉であり、まさに現代のテクノロジー社会に一石を投じるほどの “名言”だった。

 

「私はインターネットをやっていませんし、私の耳に直接入るわけじゃないのでかまいません」

 

この「うどん屋のおばあちゃん」の神発言を受け、YouTuberのシバターさんは2月9日、自身のYouTubeで、

 

「おばあちゃんはインターネットをやっていないから、嫌な気持ちにならないし、まったく傷ついていない。なんの損もしなかった」

 

……と見解。先日、格闘家の朝倉未来さんが「Twitterやめようかな 使ってないほうが人生いい方向に行く気がする」とつぶやき、その後ツイッターのアカウントを削除したことにも通ずる部分がある……と指摘している。

 

たしかに「通ずる部分」はある! しかし、今回のうどん屋のおばあちゃんのように「私の耳に直接入るわけじゃないのでかまいません」といったレベルの達観の境地に至るには……たかがSNSの一ツールにすぎない「ツイッター」を辞める程度じゃ、まだまだ甘いのではなかろうか?

 

うどん屋のおばあちゃんはツイッターだけではなく、インスタもFacebookも……どころか、「インターネットをやっていない」のだ。そして、このご時世……本気で “外野の声”をシャットアウトした(ほぼ)無風状態の人生を過ごしたいなら、SNSはもちろんのこと、口コミサイトやYouTube……究極的にはネット検索……LINEすら封印すべきなのかもしれない。

 

やっていいのは、仕事上で最低限必要なメールとZoom(※←インターネット使っちゃってますけど笑笑)のやりとりだけ! わからないことがあったら本で調べる! まだたかだかアラカンを迎えたばかりの年頃でしかない、滾(たぎ)りも煩悩も捨てきれない私が、はたしてそんな生活に今さら “戻れる”のか──自信は全然ないけれど……それはそれでまた、穏やかな毎日なような気がする……と、ささやかな妄想にひたる今日のゴメスなのでありました。

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