

システムの特徴としては、世の中に存在するさまざまな香りを「感性表現の言葉」に変換すると同時に、言葉から香りを選び出すことができる。

そして、その相関図から言葉を1つ選ぶと、その言葉の印象を持つ香りのミニボトルリストが示される。
この操作を通じて、ユーザーは選択した言葉(例:「すっきり」)にフォーカスして香りを比べることができるため、自分自身にとっての「すっきり」という言葉と香りを強く結びつけた感覚を得ることができるというわけだ。

飲食店への導入を始め、ビジネス上でさまざまな取り組みを行ってきた。
なかでも2021年4月1日〜24日にかけて行われたフレグランス専門店「NOSE SHOP」の「KAORIUM」導入では、集客効果として入店率が139%上昇。購入率は287%も増加したという。
また、日本酒の風味を可視化するAIソムリエツールを開発し、横浜高島屋に導入したところ、導入した飲食店の客単価が116%まで向上するという実績を残している。
この結果について、代表の栗栖俊治氏は「求める香りのイメージに近い言葉を選んでいくことで、自分に合った香水や日本酒に出会える新体験を提供できたのでは」と分析した。
直近では、以下の2イベントの開催を予定しているという。

2021年11月9日〜12月8日まで、紀ノ国屋渋谷スクランブルスクエア店において、新たなKAORIUMの導入を予定。
食品売り場向けに、フードにぴったりの酒が見つかるペアリングサイネージを提案する予定だ。
コロナ禍において全国の主要百貨店の売上高も前期比27.0%減※と落ち込む中、この打開策となるよう、アフターコロナも見据え、来店したお客様に「香りの体験」による新たな価値を与える狙いがある。
(※全国の主要百貨店70社の2020年度(2020年4月期-2021年3月期)の売上高株式会社東京商工リサーチ調べ)

11月16日に高知県の高知市にある土佐山学舎でゆずを使った感性教育イベントを行う予定だ。
内容は、ゆずの香りから想像力を広げて言葉をつなぎ、物語をつくるというもの。
これまで教材にしづらかった「嗅覚」を扱うことで、豊かな完成を育む狙いがあるという。
香りと言葉の変換システム「KAORIUM」の可能性は無限大。実際に応用範囲は教育、飲食、アート&エンターテインメント、ショッピングなど、多岐に渡るとのこと。
紹介した事業展開のほかにも、年内、来年以降と新たな取り組みを続々と予定しているとのことなので、 SCENTMATICの今後の活躍にますます期待したい。
【参考】
※SCENTMATIC株式会社
https://scentmatic.co.jp/