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【京都】負けられない時に訪れたい!勝負運・出世運の神社仏閣(前編)


京都のご利益別神社仏閣で今回紹介するのは、勝負運、出世運。神社仏閣ではひとつのご利益は少なく、ほとんどのスポットは複数ご利益があります。

たとえば勝負運と金運にいい、など。自分に合った神社仏閣を見つけるのが重要で、それがパワースポットめぐりの楽しみでもあります。

中国由来の勝負神からギャンブル運まで

禅居庵~勝利の神・摩利支天堂

鎌倉時代、1333年に建仁寺の塔頭として創建されました。建仁寺は臨済宗建仁寺派の本山で、京都5山のひとつに数えられる寺格で、そのすぐ隣にあります。

塔頭というのは「たっちゅう」と読みますが、本山などの大きなお寺の周囲にある個別のお寺のことで、もともとはお釈迦様や高僧のお墓とされる塔があったことから付けられました。しかし、禅宗ではあまり塔を建てず、老僧の隠居場所になっています。

一方で、ここは 中国の高僧が勝負運の摩利支天を 携えて来日し建仁寺へ入り、建仁寺23代になり、ここへお祀りしたといいます。摩利支天のお使いであるイノシシの形の陶器の鈴、イノシシおみくじもあります。

建仁寺塔頭 禅居庵 摩利支天堂

  • 所在地:京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町146
  • 電話:075-561-5556
  • 参拝時間:9:00~17:00
  • 境内、摩利支天堂は参拝自由。禅居庵は非公開。臨済宗建仁寺派の大本山、建仁寺の敷地内にありますので、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入場等につきましては中止及び制限の可能性があります。詳しくはホームページなどで確認してください。
  • 駐車場:なし、周辺コインパーキングなど

https://ja.kyoto.travel/tourism/single01.php?category_id=7&tourism_id=199

三室戸寺~西国観音霊場のひとつ

およそ1200年前に創建、京都府でも南部の宇治市にある三室戸寺は、平等院鳳凰堂の近くにあります。こちらは牛のエピソードにまつわるお守りなどが人気です。

むかしこの辺りに住む貧しい農民のひとりが、お金がなくひ弱な牛しか飼えませんでした。それでも大切に育てていると、ある日牛は急に大きく力強くなり、闘牛大会で優勝して大金持ちになったといいます。

勝負運、金運にご利益 があるとされ、かぐや姫伝説もあり、あじさいの寺としても知られています。境内には 5000坪の広大な庭園 があり、年間を通じてアジサイ、つつじシャクナゲなどが咲き誇ります。

本尊の観音菩薩像は、西国33箇所観音霊場の10番目の札所です。

西国第十番札所 明星山 三室戸寺

  • 所在地:京都府宇治市莵道滋賀谷21
  • 電話:0774-21-2067
  • 拝観時間:8時30分~16時30分(4月1日~10月31日)8時30分~16時00分(11月1日~3月31日)
    ※拝観・納経最終受付は閉門40分前
    ※8月13・14・15・16・17・18日は休み
    ※12月29・30・31日は休み※気象警報が発令されている場合は、拝観を中止いたします。
  • 拝観料:大人500円 小人300円
  • あじさいなど開園期間中は料金が変更になります。また、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、内部拝観等につきましては中止及び制限の可能性があります。あじさいなど開園期間中の料金と併せて、詳しくはホームページなどで確認してください。
  • 宝物館拝観については、現在、収蔵庫修理のため、令和5年3月まで拝観はできません
  • 駐車場:なし、周辺にコインパーキングあり

https://www.mimurotoji.com/

藤森神社~平安京以前からの勝負神社

1800年ほど前、戦勝祈願として神功皇后がここに軍旗を立てて具足・武器具を納めたのがはじまりといわれます。そのためスサノオノミコトなど他に 7柱の戦い関係の神様 が祀られています。

現在の深草のあたりにあります。JR奈良線の藤森駅と京阪本線の墨染駅に挟まれた位置です。

毎年5月5日に行われる藤森まつりは菖蒲の節句発祥と言われ、それも合わせて勝負の神様として信仰されています。 駆け馬神事 も行われ、馬に乗った状態での多彩なパフォーマンスが見られるのは全国でもここだけといわれています。

そのため競馬の関係者、ジョッキーやファンが多く詰めかけるといいます。 勝運関係のお守りやグッズ が充実しています。

京都には、北野天満宮の髭切や大覚寺の膝丸など、京都刀剣御朱印(きょうととうけんごしゅいん)めぐりが行われています。藤森神社の刀剣もそのひとつになっています。

2018年、刀匠といわれる刀鍛冶、藤安将平氏により、 鶴丸国永(つるまるくになが)の復元 が作られました。鶴丸国永というのは、平安時代に国永という刀鍛冶によって作られた名刀といわれ、織田信長も所有して豊臣秀吉へ、さらに秀頼、そして大阪の陣での豊臣家滅亡後にこの藤森神社へ奉納されました。

本物は現在宮内庁によって保管されているようです。

藤森神社

  • 所在地:京都府京都市伏見区深草鳥居崎町609
  • 電話:075-641-1045
  • 境内自由
  • 授与所:9時~17時
  • ※新型コロナウイルスの状況により、授与所の受付時間が短縮することがあります。(9時~16時)また、行事の縮小や取り止めの場合もあります。詳しくはホームページなどで確認してください。
  • 料金:宝物殿のみ志納金 あじさい苑は入苑料300円
  • 駐車場:なし

https://www.kyoto-kankou.or.jp/info_search/?id=325&r=1665124122.703

第2弾(後編) へ続きます!

https://www.veltra.com/jp/yokka/article/shrines-and-temples-in-kyoto-with-good-luck-2/?sid=1554


kanomao

余暇プランナー

仏像と歴史好きな、社寺建築の仕事をしていたおじさんです。全国の社寺、仏像を見て回り、古代から戦国の時代を空想しています。 空想しすぎて小説を書き、文学賞もらっちゃいました。旅ライターと小説家の2刀流おじさんです。

【京都】負けられない時に訪れたい!勝負運・出世運の神社仏閣(前編)

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