川遊びの季節がやってきましたね!
川遊びは子どもが楽しめる夏のアクティビティのひとつですが、川は事故も多い場所であることも事実です。
残念ながら、毎年、水難事故のニュースも目にしますよね。
この夏に川遊びを「やってみようかな?」と考えている方に向けて、川遊びを安全に楽しく遊ぶための情報をまとめてみました。
ぜひご覧いただき、川遊びを安全に楽しみましょう!
小さな川にも大きな危険があることを忘れずに
いきなりですが、水を差します。川には大きな危険が潜んでいます。
川遊びはとても魅力的なのですが、水難事故の半分は川で起こっているんです。
安全に遊ぶために、代表的なものをご紹介します。
川の危険を知っていると知らないでは、いざという時大きな違いだと思います。
「こういう危険がある」ことを知って、いざその時に正しい判断ができるように、準備しておきましょう。
流される危険
川遊びをする場所についてですが、川遊びがはじめてという方や久しぶりという方など、川の知識に自信がない方は、「大人のくるぶし」程度の水位を場所選びの目安にしてみてください。
一定の深さと流れのある川で遊ぶ場合は、リバーガイドなどの専門家の監視または指導を受けることを強くオススメします。
川の底の地形は地上から見えません。
実際は 滑りやすい 場所があったり、 急に深くなっていたり 、ときには 沈みこんでしまうような流れがあったり します。
遊ぶ範囲内を、大人と子どもでしっかり危険がないか確認してから、楽しく遊びましょう。
急激な増水
まずは、この動画をご覧ください。川が急激に増水する様子を撮影したものです。
https://www.youtube.com/embed/5hMKHRRtkd4?start=3
普段は穏やかな小さな川でも安心できないことがわかります。
動画内でも言われていますが、現場で降っていなくても、上流で雨が降っていると川は増水する可能性があります。
現地だけでなく、上流付近の天気予報をチェックする 様にしてください。
最近は 雨雲レーダーの精度も格段に高くなり 、リアルタイムで状況がわかるようになりました。
事前にチェックするのはもちろん、当日もこまめにチェックすることを心がけましょう。
上流側の空を見て高さのあるモクモクとした雲があると危ないかもしれません。
そういった空模様から危険予測する知識もあればなお安全ですね。
低体温症や熱中症
川遊びは体温に気をつけなければいけません。
水に濡れて風に吹かれると、あっというまに体温を奪われます。
低体温症 になると最悪の場合もありうるので、真夏でも警戒が必要です。
唇が紫色になっていたり、少しでも震えていたら黄色信号。すぐに身体を乾かして、保温してください。
タオルや乾いた衣服を準備しておきましょう。
反対に、日陰など直射日光を避ける場所がなければ、 熱中症 になる可能性も高くなります。
帽子を被り、こまめな水分補給を意識しましょう。
日陰がない場合、海でのビーチパラソルのように川岸にタープなどを張って日陰を作ることも選択肢の一つです。
ヘビには気を付けて
これらは川遊びに限ったことではありませんが、クマやヘビなどの野生動物からのアタックや、ハチなどの昆虫による虫刺されなど、自然の中で遊ぶ際の注意点もあります。
とくに ヘビには注意 が必要です。
不用意に穴や物陰に手を入れないことが大事です。
また、もし見つけても、 決して刺激しない よう子どもに言い聞かせておきましょう。
ヤマカガシとマムシが本土にいる毒ヘビですが、毎年のようにヘビに噛まれる事故が起き、不幸にも亡くなる方がいます。
必ず大人が付き添って
子どもはやはり経験や知識の不足していることが多いです。
子どもとの川遊びでは、危険を知っている大人が必ず子どものそばにいて、注意を促し、ときには強く制する必要があります。
ここで上げたものは、川に潜む比較的大きな危険のうちの一部です。
子どもの安全を守れるのは、そばにいる大人だけ。
情報収集は随時行って安全性を高めていきましょう。
それでも川遊びは楽しい!!
前半は暗い話になってしまいました。
川は確かに危険…ですが、川遊びには魅力がたっぷりなんです。
楽しそうに遊ぶ、子どもたちのまぶしい笑顔はプライスレス。
川遊びは、何も道具がなくても楽しめるのですが、ちょっとしたアイテムがあると楽しみやすいです。
川での遊び方とあったらいいなというアイテムをご紹介します。
アクアシューズを履いて川を探検
靴を履けば 足裏が痛くなかったり 、コケで 滑ったり することが少なくなります。
使い古したスニーカーでも遊べるのですが、なかなか水抜けがよくないので靴が重くなってしまい、動きにくいです。
そうなると十分に遊ぶのが難しくなります。
できれば専用のアクアシューズを用意してあげれば、水抜けがよく 足回りが軽く なって川遊びを満喫できるでしょう。
川遊びは石にガンガン当たるので、しっかりしたメーカーの 丈夫なものがおススメ です。
ただ、子どもの場合すぐにサイズアウトするし、お高いしなので、我が家はメルカリなどのフリマサイトを使って仕入れています。
石集めと小袋
石集めは道具が何もなくても、できる遊びのひとつ。
小さいお子さんでもいっぱい楽しめます。
ただ、夢中になるとどんどん増える小石たち。小さい両手では持てる量も限られます。
そんなときは、 布の小袋 を用意してあげるといいかも。
たくさん収集できて子どもたちも楽しくコレクションできるでしょう。
丸いきれいな石がたくさんあるので、家に持ち帰って、石に顔を書いたり、工作に使ったりできます。
ただし、石が入った小袋は恐ろしい凶器になるので、ブンブン 振り回したりしないよう注意 。
定番の水鉄砲
ド定番の水鉄砲、超楽しいです。
小さいお子さんの場合、 竹鉄砲 のようなものがおススメ。
引けば水が補充され、押すだけで水が出る簡単な構造になっているので、取り扱いが簡単です。
しっかりとかっこいい水鉄砲を用意してあげると、大きいお兄ちゃんでもとても楽しそう。
ただ、高価なので数に限りがあったり、水の勢いが強すぎたりするので、ケンカの元にならないよう、注意してください。
その他にも楽しい体験がたくさん
砂浜になっている場所があれば、穴を掘ったり、山を作ったり、砂場遊びができます。
バケツ や スコップ を持っていくと小さいお子さんものんびりと楽しめます。
また、川は生き物の宝庫です。
たも網 や 透明なケース を持って魚や水の中の昆虫、サワガニなどを捕まえるのも楽しい体験です。
危険を知り安全に川遊びを楽しもう!
川遊びは、夏にしかできない、子どもたちにとって楽しい体験です。
確かに危険があることは事実。ですが、 危険を避けるだけでは川の本当の恐ろしさを知ることはできません 。
危険を知って安全を管理する術を学ぶことは将来的にとても大切です。
川に限らず アウトドアは 、そういったことを 親子で学べる貴重なフィールド 。
安全を確保したうえで、この夏、ぜひ川遊びを楽しんでみてください!
fudo2020
余暇プランナー
元々都会育ちですが、登山にハマったのを機に長野県に移住しました。里山暮らしを家族4人で楽しんでます!登山やキャンプが趣味。テントを張って自然の中でダラダラするのが好きです。森の中で昼間から飲むお酒とか最高ですよね。旅も好きで、独身時代にはカナディアンロッキーをバンで寝泊りしながら、山を巡る旅をしたりしました。