アメリカの最北かつ最大の州、アラスカ。広大な国土、雄大な自然、オーロラ、など日本人の私達には想像もつかないような冒険が待っています。氷河や雪のイメージが強いアラスカですが、実は夏は30℃以上の暑い日もあったり、自然の恩恵を受けたグルメを楽しめたりと、ほかにも温泉や街など魅力が多く、旅好きなら一度は行ってみたい場所です。今回はそんなアラスカでぜひ体験していただきたいことをご紹介します。
アラスカで行きたいところ、見たいもの
広いアメリカの中でも一番大きな州、アラスカ。寒くて雪や氷山、氷河のイメージが強いですよね。公園だけで日本のいくつかの県と同じ広さになるほど大きな国立公園や、土地の文化を知る博物館、大自然の豊かな恵みがもたらす新鮮な食材、そして温泉などほかにも魅力がたくさんあります。
デナリ国立公園
広大な敷地のデナリ国立公園は、なんと 日本の九州とほぼ同面積 !それだけ広い敷地の中に、凄まじい種類の動物や植物が生息しており、大自然の中に入れば人間も自然の中のただの一つのちっぽけな存在にすぎないと、生命について考える機会にもなります。
この国立公園を巡るバスツアーではバスに乗りながら自然を満喫でき、その公園内にいる動物も見ることができます。ドールシープ、ムースやカリブーグリズリーなども出現し、野生の姿に感動します。また、約37種類の哺乳動物と、イヌワシや雷鳥、シロハヤブサなど、130種類の鳥類が暮らしており、見つけたら思わず近くに行きたくなりますが、危ないので近くに寄ることはできません。ほかにもラフティングやジップライン等のアクティビティ、馬に乗って公園内を巡るツアーもあります。
https://www.nps.gov/dena/index.htm
アラスカにいる大きな動物を見る
アラスカは豊かな自然と気候の特色から、日本では見られないような 大きな動物 を見ることができます。北アメリカに生息するハイイログマは、一番大きな個体なら体重が450kg以上にもなります。日本でも近年クマが街にまで出没していて大きな問題になっていますが、かなり大きなものでも250kgくらいまでといわれています。
ムースというシカもとても大きく、体重200kgのものから、なんと825kgという巨大な個体も!北方に生息する偶蹄類でも最大級です。草食動物ではありますが、そのド迫力な大きさを目の当たりにすると間近ではたじろいでしまいそうです。
アンカレッジの街を観光
アンカレッジはアラスカ州最大の都市 です。元CAの筆者ですが、ベテランパイロットの方から昔アンカレッジを拠点にしてフライトをしていたと話を聞いたことがあり、楽しそうな生活に胸が躍りました。アンカレッジはアラスカの玄関的な役割を果たしており、アンカレッジ空港は空路で日本から欧州・北米を往来する際の経由地となっています。そのため、旅好き、航空ファンの方には馴染みのある地名だったりもします。
大自然の中にある街で、博物館や民族文化センター、スキー場、そしてリゾートホテルなどもあります。また山道の散歩コースなどもあり、自然の中の散歩道を歩いてみるのもいいですね。
そしてこのアンカレッジにある国立公園、氷河は必見です。キーナイフィヨルド国立公園はアンカレッジ市内からは車で約2時間半のところにあり、多数の氷河やフィヨルドによる景色は圧巻です。アシカ、ラッコ、アザラシが生息していて、クルーズ船に乗って氷河を間近で見学することもできます。
https://www.nps.gov/kefj/index.htm
26氷河クルーズ
大きな船に乗って氷河を見に行きます。26氷河クルーズは、その名のとおり26の氷河をゆっくりと巡る氷河クルーズです。この氷河クルーズは、アラスカに来たならぜひやりたいことの一つです。高さ10mを超える巨大な氷河や目の前で崩れ落ちる氷河を見れて、とにかく大迫力で興奮間違いなしです。ラッコ、アザラシ、クジラやイルカなどの可愛い動物も生息しています。
また、実際に氷河に上がることもできます。大迫力の自然に触れ、人生への考え方や物事の見方まで変わってしまうかもしれません。
アラスカ鉄道に乗ってフェアバンクスへ
フェアバンクスはアンカレッジに次ぐ、アラスカ第2の都市です。そしてなんといっても オーロラの聖地 として知られています。アラスカでオーロラを見るなら、やはりフェアバンクスでしょう。フェアバンクスは、市内のどこにいてもオーロラが見られるといいます。また、船に乗って川をクルーズするアトラクションなども楽しむことができますよ。
アンカレッジとフェアバンクスはアラスカ鉄道に乗って移動することができ、鉄道ファンにはこのアラスカ鉄道は憧れの存在だそう。しかし、移動には12時間かかります。車窓から雄大な自然の景色が楽しめるので、ゆったりと何も考えずに過ごすのもいいかもしれませんね。
ほかにもフェアバンクスにはテーマパークやヴィンテージカーの博物館、ネイティブアメリカンの文化がわかるネイティブアメリカンの小屋、トナカイと一緒に遊べるところなどがあります。
https://www.alaskarailroad.com/
温泉に入る
「チナ温泉」は、フェアバンクスから車で1時間半ほどの距離にあります。約100年前のアラスカ・ ゴールドラッシュ時代に発見された温泉 で、静養や観光、グループ旅行など様々な目的で多くの人が訪れますが、意外にも日本人来訪者がとても多いそうです。そして実はこのチナ温泉からも、 運が良ければオーロラ を見ることができ、お風呂から見れたこともあるそう。
ほかにも犬ぞり体験や、スノーモービルなどのアクティビティもあります。温泉は日帰りでも利用することができるので、ほっと一息温まりに入るのもいいですね。アラスカで温泉だなんて、なんだかテンションが上がりませんか?
この温泉にはもう一つ見どころが。アイス・ミュージアムというおよそ1000tの氷で作られた氷のゴシック様式の大聖堂があります。フロアやシャンデリア、彫刻、壁まですべてが氷でできています。アイスバーもあり、お酒を飲むこともできます。こうなると日帰りでもいいですが、やはり泊まりで行ってゆっくり過ごしたいですね。
https://www.chenahotspringsjapan.com/
オーロラを見る
アラスカといえば、オーロラ。フェアバンクスでは冬だけでなく夏もオーロラを見ることができますが、ベストシーズンは11月~4月頃です。自然現象なので天候など条件が合わないと綺麗には見えませんが、見られれば空が大きく波打ち、 降ってくるかのような迫力 に圧倒されます。気長に待つためにも、しっかりと寒さ対策をしていくことが大切です。
アラスカで食べたいグルメ
大自然に恵まれたアラスカには、美味しいグルメもあります。新鮮な魚、日本ではお目にかかれないような動物の肉など、アラスカに行ったらこれを食べたい!というものをピックアップしてみました。
サーモン
アラスカに行って必ず食べたいのはサーモン。種類や調理方法は様々ですが、大自然の中で育った 天然のサーモン は本当に美味しいので色々な料理を食べたくなります。
カリブー
カリブーとは、トナカイのことです。アラスカの先住民は昔、トナカイやウサギ、アザラシなどを食べていました。脂肪も少なく、 クセもないので意外と食べやすい です。ステーキやシチューで食べることが多いです。
アラスカのビール
アラスカンアンバー という約100年の歴史を持つ世界最北のビール醸造所で製造される地ビールがあります。濃厚ですがすっきりとした味わいで、アメリカでも大人気のビールです。アメリカのビールフェスティバルでも上位に入るほど美味しいといわれています。ビールの風味がしっかりしているので、アラスカ料理にとてもよく合います。
ベリー
アラスカはベリーの産地として有名です。日本で食べるより 新鮮で美味しく、 とても安価なのでベリー好きの方は思う存分食べてみてください。
一度ハマったらまた行きたくなる、非日常を感じるアラスカの旅へ
大自然を感じられるアラスカ。日本ではなかなか見られないような動物、雄大な景色、絶景。そんな自然に触れると、自分の悩みは世界から見るととても小さいんだなと思えたり、生き物のエネルギーを感じて元気が出たりもします。一生に一度、そんな人生観が変わるような大自然に身を置いてみることは、とても価値があるのではないでしょうか。
ぜひ一度、アラスカで人生が変わるような旅を!
https://www.veltra.com/jp/north_america/alaska/?sid=1554
出典・参考
Kana
余暇プランナー
元CAで、旅行やお出かけが大好きです。Webライターのほかにテレビ番組や映画の脚本を書いたり、絵をかいたりもしています。 いつも感動を求めて生きており、感動が原動力です。おしゃれをして出かけたり美味しいものを食べに行くのが趣味で、自身のSNSには美味しいものや好きなファッション、お気に入りの場所やものなどを載せています。高校野球が好きすぎて、推しのチームの地方大会の試合から見ています。