顧客理解と市場把握の可視化をまるっとサポートするツール “シン・ネットリサーチ”『スパコロ』を提供する株式会社モニタス(本社:東京都港区、代表取締役社長:林 秀紀)は、全国20歳~69歳5,000名を対象に「マスク着用の実態把握調査」を実施しました。【モニタス調べ】
2023年3月13日より、日本でのマスクの着用は個人の判断が基本となりました。コロナ感染拡大防止に向けた取り組みにより定着化したマスクは、機能性の高いものからファッション性を意識したものまで、日用品メーカーでラインナップが豊富になりました。
一方で、化粧品メーカーの販売比重はコスメアイテムからスキンケアアイテムにスイッチしていきました。
マスク着用の自由化から約1ヶ月が経過した今、人々のマスク着用に関する考え方や意識はどのように変化しているのか、また約3年間続いたマスク生活ののちに、マスクを外すことで利用したい・気になる美容について調査を行いました。
■モニタスでは、話題のサービスや商品から独自の選定基準で調査を実施し、消費者意識の可視化や認知率、利用率、顧客理解など様々なデータを発表しています。
https://monitas.co.jp/supcolo/
《主な調査結果》
- マスク着用の自由化から1カ月後も、マスクは「着けている」が88.0%。
- 今後のマスクを外す予定については、「わからない・未定」が53%。次いで「自分の周囲でマスクを着ける人が少なくなってきたら」19%、「24年春以降もつける」10%。
- マスクブランドの認知・利用経験・最も利用する商品の流れを見ていくと、認知してから一度利用してみるまでの割合は「超快適マスク(ユニ・チャーム)」が56.4%と高いが、一度利用してからの定着率は「DAILY FIT MASK(アイリスオーヤマ)」が62.8%と最も高い。
- マスクを外すことで必要になるコスメアイテムについては「口紅・リップ」28%が最も高く、次いで「ファンデーション」、「チーク」、「化粧下地」。
- マスクを外すことで利用したい・気になる美容について最も高いのは、「口元のケア(唇ケア・口臭対策)」23.8%でした。次いで「入念なスキンケア」、「ホワイトニング」、「虫歯・取集病予防対策」、「ストレッチ・運動」。
■普段のマスク着用状況は?
マスク着用が個人の判断となってから約1カ月後のアンケートで、引き続き普段マスクを「着けている」人の割合は88.0%でした。
性別・年代別で見ると、女性40代と女性60代が「着けている」と回答した割合が全体平均よりも5ポイント以上高く、男性20代は「着けていない」と回答した割合が全体平均よりも7ポイント高い結果となりました。
マスクを着けていない理由を聞いたところ「特に理由はない」が32.1%と一番高く、次いで「息苦しいから」(30.6%)、「暑いから」(21.3%)という順でした。
■普段マスクを着けている理由TOP10
普段マスクを着けている人に聞いた、マスク着用理由TOP3は「コロナウィルスの感染対策」(59.6%)、「習慣になっているから」(37.6%)、「花粉症対策」(34.8%)でした。
男女別で見ると、「顔を隠したいから」「習慣になっているから」「化粧や髭剃りをしなくて済むから」はそれぞれ女性の方が全体平均よりも5ポイント以上高い結果となりました。
特に「顔を隠したいから」は女性20~40代の場合全体平均よりも10ポイント以上高く、マスクなしの顔を見せることに抵抗を感じる人が多いようです。一方で、男性は「顔を隠したいから」と回答した人は全体平均よりも9ポイント低い結果となりました。
■今後のマスク着用予定「わからない・未定」が約52%
今後のマスク着用予定で最も高いのは「わからない・未定」(52.7%)でした。
次いで「自分の周囲でマスクを着ける人が少なくなってきたら」(19.1%)、「24年春以降も着ける」(10.1%)、「23年夏前まで」(10.0%)と続きます。
■各マスクブランドの認知・利用経験・最も利用しているものは?
各マスクブランドで最も利用されているブランドTOP3は「超快適マスク(ユニ・チャーム)」(17.4%)、「DAILY FIT MASK(アイリスオーヤマ)」(8.7%)、「フィッティ(玉川衛材)」(8.1%)でした。
認知・利用経験・最も利用の流れを見ていくと、認知してから一度利用してみるまでの割合は「超快適マスク(ユニ・チャーム)」が56.4%と高いですが、一度利用してから利用し続けるまでの定着率は「DAILY FIT MASK(アイリスオーヤマ)」が62.8%と最も高い結果となりました。
マスクを選ぶ基準では「価格」(52.7%)、「素材」(31.3%)、「機能性」(29.1%)、「色」(28.3%)、「枚数」(23.6%)という順で結果が出ました。
■マスクを外すことで必要になるコスメアイテム ランキング
マスクを外すことで必要になるコスメアイテムについて最も高いのは、「口紅・リップ」(53.9%)でした。
次いで「ファンデーション」(38.7%)、「チーク」(26.6%)、「化粧下地」(25.6%)と続き、マスク生活で販売数が落ち込んでいたアイテムのニーズ回帰が予想される結果となりました。
■マスクを外すことで利用したい・気になる美容 ランキング
マスクを外すことで利用したい・気になる美容について最も高いのは、「口元のケア(唇ケア・口臭対策)」(23.8%)でした。
次いで「入念なスキンケア」(18.8%)、「ホワイトニング」(15.3%)、「虫歯・歯周病予防対策」(13.7%)、「ストレッチ・運動」(9.3%)と続きます。歯を含めた口元のケアに関心のある人が半数以上という結果になり、特に気になる人が多いようです。
《総論》
今回は、厚生労働省から発表されたマスク着用の自由化から約1ヶ月が経過した段階でのマスク着用実態把握調査を調査しました。調査結果からまだマスクを着用している人は約9割にのぼることがわかりました。
また、様々なマスクブランドが登場しましたが、最も利用しているマスクブランドTOP3は「超快適マスク(ユニ・チャーム)」「DAILY FIT MASK(アイリスオーヤマ)」「フィッティ(玉川衛材)」であることがわかりました。そのうち、利用してからの定着率が最も高いのは「DAILY FIT MASK(アイリスオーヤマ)」で62.8%でした。
また、マスクを外すことで必要になるコスメアイテムの1位は「口紅・リップ」(53.9%)、マスクを外すことで利用したい・気になる美容については「口元のケア」「ホワイトニング」「虫歯・歯周病対策」など歯や口元のケアと回答した人が合計で半数以上という結果になり、今までマスクで隠れていた歯や唇など口まわりのケアが気になっていることがわかりました。
ブランドを育成していくにあたり、まずは自社と競合ブランドの立ち位置や消費者が持つ各ブランドの印象の把握が必要です。またマーケティング戦略を立案する際、環境による消費者の意識・行動の変化を調査で把握し参考にしてみるといいかもしれません。
顧客理解と市場把握の可視化をまるっとサポートするツール “シン・ネットリサーチ”『スパコロ』について
モニタスが提供する『スパコロ』は、顧客理解と市場状況を可視化し、ワンストップでサポートするツールです。
自社会員IDと紐付けたアンケート調査、さらに外部モニターと組み合わせたリサーチが可能になるため、企業側はより深い顧客理解や市場把握ができるようになります。さらに顧客側はポイントやプレゼントなどのメリットを受けられるので、活性化にも繋がります。
データは一元管理が可能となるため、リサーチとマーケティングでバラバラになっていたデータをまとめ、活用できるようになります。これにより広範な意識調査と自社データの直接的な関連から仮説を立てたり、店舗のビーコンや位置情報・購買情報などと連動させたアンケートを実施したり、属性別ではなく意識別の調査やアプローチができるようになります。
サービスサイト:https://monitas.co.jp/supcolo/
DXを推進する事業会社においては、昨今のCookie規制などのデータ環境の変化により、データを収集・統合・格納する方法も変化しました。それに伴い、より良い商品・サービス提供を目的にデータを活用していく環境が整備されつつあります。
一方でマーケティングリサーチにおいては、多くの企業がこれまでの慣習を変えられずに、自社の保有するデータから分断された環境で聴取されたアンケート情報を利用し続けている現状があります。
モニタスはこれらの課題を解決すべく、自社会員組織を対象としたモニター化ノウハウやマーケティング支援システムの提供を行っています。ユーザーに紐づく意識データの収集・分析・データ連携をワンストップで利用でき、アンケ―トを通じた企業と消費者の最適なコミュニケーションの実現をサポートします。
消費者インサイトの探索は、長く愛される商品・サービスを世に生み出す基本です。モニタスは、これからも進化し続けるデジタルテクノロジーと最適なソリューションを提供してまいります。
◇本件に関するお問い合わせ先◇
株式会社スパコロ 広報室 村田まで
Email:press@supcolo.jp