冬になるとみかんがたくさんあって、みんな食べ飽きてそのまま数日放置。気づけばみかんがシワシワに…なんて経験ありませんか?そんなときは嗜好を変えて、みかんでデザートを作ってみませんか?みかんの薄皮をつるっとむく簡単な裏ワザがあるんです!
旬のみかんが缶詰みたいなみかんになったら、アレンジは無限大!
みかんの季節がやってきました。この季節になると、価格もかなり手ごろになってついスーパーで手が伸びてしまいますよね。あるいは田舎から届くなんて、うらやましい人もいるかもしれません。
旬のみかんでデザートを作るにあたって、どうしても邪魔になるのが、あの薄皮。つい、便利な缶詰のみかんを使いたくなりますが、フレッシュなみかんのあの味わいは缶詰では味わえないもの。
どうにかして、旬のみかんの薄皮をさくっとむいてジューシィな実だけを簡単に取り出したいですよね。
最近のみかんは薄皮がとっても薄くて、そのままでも食べられるほどですが、デザートに使うならそのままは使えないですよね。
実は、調理に掃除に使えると大人気のあの粉を使えば、薄皮がなんなくむけちゃうんです!!
あの粉とは重曹のこと。家にあるならベーキングパウダーでも
あの粉なんてもったいぶった言い方しちゃいましたが、もうみなさんお気づきですよね。
そう、あの粉のとは「重曹」のこと。重曹には食用に使えるものと使えないものがあるので、必ず「食用」と書かれたものを使ってくださいね。
早速試してみようとみかんをむいてスタンバイしてみたものの、我が家には重曹がないことに気づきました!これは大変!!!
そこで私、考えました。重曹の代わりに使えるものがないかを。そして、重曹の代用になるこちらを発見!
はい、そうです、こちらはベーキングパウダー。
なぜ、代用が効くかもと思ったのかというと、重曹は99%以上が炭酸水素ナトリウムという成分なのに対し、ベーキングパウダーは他の成分も含んでいて、炭酸水素ナトリウムの割合は30%程度。
みかんの薄皮をつるっとむいてくれるのは、この炭酸水素ナトリウムという成分なので、重曹よりもちょっと多めに入れればベーキングパウダーで代用できるのでは?と考えたというわけなのです。それでは、さっそくやってみましょう。
ベーキングパウダーで、みかんの薄皮をむく方法
1.鍋に入れた水500mlに、ベーキングパウダーを小さじ1杯入れて火にかけます。
2.沸騰したら弱火にしてみかんを投入。2分くらい煮ます。
3.網じゃくしなどで引き上げます
4.ボウルに入れた冷水にみかんを投入します。
5.冷水からみかんの実を引き上げます。
みてください!自然と薄皮がペローンとむけています!!
完成です!!中にはペローンときれいにむけないものもありましたが、9割成功しました。キラキラつやつや〜。
どうしてベーキングパウダーでみかんの薄皮がむけたの?
あっという間に、むけたみかんの薄皮。その理由は、重曹やベーキングパウダーに含まれる炭酸水素ナトリウムが、みかんの薄皮のペクチンを溶かすからなんだとか。この方法を使えばみかんはもちろん、いよかんやはっさくなども薄皮がむけるのだそう。
茹でる時間が長すぎると薄皮だけではなく、みかんの実自体も溶けちゃうので、薄皮が薄めのみかんなら2分で、いよかんやはっさくなどしっかりした薄皮のものは3分くらいを目安に、茹でてみてくださいね。
ちなみに今回は薄皮をむいたみかんで、牛乳みかん寒天を作りました。みかんがシワシワになる前においしく消費できて、ちょっぴり得した気分を味わことができましたよ。みかんの薄皮をむく裏ワザ、ぜひお試しください。