関西のソウルフード・たこ焼きは、ふわふわとろとろの生地が決め手!一般的には小麦粉で作りますが、小麦粉アレルギーの方やグルテンフリーの食生活をしている方は、米粉で作ってみませんか?外はカリッ、中はふわっと食感で楽しめる、米粉のたこ焼きレシピを紹介します。
米粉とは
米粉はお米を細かく砕いて粉状にしたもの。お米はご飯として炊いて食べるのが主流ですが、最近は米粉にしてパンやケーキ、麺の材料として使うといった新しい食べ方が注目されています。
なお米粉には和菓子の原料に使われる上新粉や白玉粉、もち粉、道明寺粉などと、パンや洋菓子、麺類に用いられるより微細な製菓用米粉の、大きく2種類があります。
料理レシピの材料に「米粉」とある場合には、後者の製菓用米粉を指すことが多く、本レシピでも製菓用の米粉を使用しています。
使用する際の注意点
製菓用の米粉はうるち米を細かく砕いて作られており、昔ながらの米粉よりも微細であることが特徴です。小麦粉の代用として使われることが多いですが、製菓用米粉(パン用米粉と表示されているものもある)の中には小麦グルテンを添加した製品もあるので、小麦アレルギーを持つ方はご注意ください。
米粉でたこ焼きは作れるの?
一般的には小麦粉で作るたこ焼きですが、実は米粉でも作れるんです!
米粉で作った料理は、小麦粉と比べてもちもちした食感が特徴。また、小麦粉に比べると油の吸収率が低いので、例えばてんぷらの衣を米粉で作ると、冷めてもサクサク感が長く続きます。
それでは、実際にたこ焼きを作ってみましょう。
米粉で作るたこ焼きレシピ
中に入れる具は、たこに限らずお好みでOK。小さいお子さんには、小さく切ったウインナーや、キャンディーチーズを入れるのもおすすめです。
材料(約20個分)
米粉…75g
卵…1個
たこ…適量
紅生姜…適量
小ねぎ…適量
天かす…適量(※小麦アレルギーの方は無しでOK)
水…250ml
醤油…大さじ1
和風だしの素(顆粒)…大さじ1/2
サラダ油…適量
マヨネーズ、ソース、青のり、鰹節(好みで)…適宜
作り方
1. たこは小さく切る。紅生姜はみじん切りに、小ねぎは小口切りにする。
2.和風だしの素を水で溶き、だし汁を作る。
3.ボウルに米粉と卵、醤油、2で作っただし汁を入れてよく混ぜる。
4.たこ焼き器を温めて油をしっかりと塗る。生地をプレートの半分より多めに入れ、たこを1つずつ入れる。
※米粉は粒子が細かく重量があるため、ボウルの底に沈殿しやすいです。生地を流す直前に、全体をよく混ぜ直してください。
5.残りの生地を流し入れ、紅生姜、小ねぎ、天かすを散らす。
6.周りが固まってきたら串を使ってくるんと返していく。キレイに丸まったら、数分間かけて何度か返しながら火を通す。
7. 好みでソースやマヨネーズ、青のり、鰹節をトッピングする。
小麦粉のたこ焼きと比べてみよう
米粉で作ったたこ焼きは、小麦粉で作ったものと比べて見た目や食感はどう違うのか?同じレシピで、米粉を小麦粉に代えて作り、比較してみました!
左が米粉たこ焼き、右が小麦粉たこ焼きです。同じ温度と時間で焼きましたが、米粉の方が焼き色が濃いめなのがわかります。
トッピングしたら、もはや見た目の違いは分からなくなりました(笑)。
味や食感は、焼きたてを食べ比べると全く違いがないと言っていいほど。どちらも外はカリッと、中はとろっとしています。
冷めた状態で食べ比べてみると、米粉のほうがモチモチした食感があり、小麦粉のほうが少しやわらかめでした。好みもありますが、米粉でも十分おいしいたこ焼きが作れました!
小麦粉が食べられない人も、そうでない人も、おいしく食べられる米粉たこ焼き。今週末は、みんなで「タコパ」を楽しみましょう!
※一部の米粉には小麦グルテンが含まれているものがあります。小麦アレルギーをお持ちの方は十分ご注意下さい。