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5つの「貯まる習慣」で年末年始の出費も安心。FPがおすすめ方法を解説



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2019年も残すところあと2カ月弱。消費税も10%に上がり、もうすぐ出費がかさむ年末年始もやってきます。「貯まる」習慣を今から実践し、家計がピンチをむかえないようにしておきましょう。


貯まる習慣【1】お財布スッキリ!1行家計簿

カードやレシートでお財布がパンパンになっていませんか?ファイナンシャルプランナーとして活動する筆者の経験から、貯め上手な人のお財布は、スッキリと整っていることが多いです。その理由は、「財布の中身を把握できていると無駄遣いをしにくい」ことや「レシートを溜めずに整理し支出を管理できている」ため。特に支出の管理は、最新の家計状況を把握するためにこまめにしておくのがおすすめです。

支出の管理というと「家計簿をつけるのは面倒」と思われがちですが、家計簿は「牛乳198円、納豆88円……」などと細かく書かなくてもOK!1日の終わりにお財布からレシートを出し、レシートの合計額だけをノートに記入する「1行家計簿」をつけてみましょう。

また、書くのは合計金額のみでOKですが、内容は再度見直してみて。無駄遣いがなかったかをチェックして、明日のお金の使い方を考えてみてください。この日課でお財布がスッキリし、お金を意識して使う習慣ができるので、お金が貯まりやすくなります。

貯まる習慣【2】家にある食材から献立を決め、週に1回はノー買い物デーを

買うものや予算、買い物のルールを決めずに買い物に行くと、本来は買う必要のなかった特売品や嗜好品なども買ってしまいがち。食費を節約するためにおすすめなのが、冷蔵庫の中にあるものやストックしている食材など、家にある食材をベースに献立を決めることです。見落としがちな冷凍庫の奥や乾物・缶詰のストックなども確認を。はるさめ、ひじき、干ししいたけ、マカロニなど、「そういえばある!」がたくさん発見できるはずです。

さらにストイックに食費の節約を目指すのであれば、週に1回ほど「ノー買い物デー」を設定するのもおすすめ。その日はスーパーに行くのをやめ、家にある食材だけで献立を考えてみましょう。「今あるものだけで作る」ことをルールにするのは難しそうに思えますが、家中くまなく食材を探してみると意外に問題なく献立が組めるものです。週に1回は買い物に行かず、家にある食材でできる献立決めをしてみることで、食費の節約とともに食品ロスを減らすこともできます。

貯まる習慣【3】早寝早起き

秋も深まり、だいぶ日が短くなってきました。「子どもが寝てからが自分の時間」と夜更かしをしていると、電気代も暖房代もかかってしまいます。夜ではなく早起きをして朝に活動すれば、朝日で照明が不要だったり、自分の時間を楽しみながら家族が起きてくる前に部屋を暖められたりして、効率よく活動できますよ。「早寝早起き病知らず」なんて言葉があるように、早寝早起きをして体調を整えることで、病院代も節約できるかもしれません。

貯まる習慣【5】つもり貯金

一生懸命やりくりしても「なんとなく得したなぁ」と思っているだけでは貯まりません。具体的に貯めるアクションを起こすことが必要です。

ゲーム感覚で楽しめるのが「つもり貯金」。例えば、クーポンを利用して100円引きでハンバーガーを買えたら、払った“つもり”で100円を貯金箱にいれます。ワイシャツにアイロンをかけたらクリーニングにだした“つもり”で200円を貯金箱へ。これが「つもり貯金」です。

しかし、得した金額をキッチリ貯金でなくても構いません。筆者は懸賞で1,500円の美術館チケットが当たった時、700円を貯金箱にいれました。自分ができる範囲で続けるというユルさが、長く続けられるポイントです。昨年は「つもり貯金」で1万8,000円ほど貯まり、家族でホテルのバイキングに行くことができました。

貯まる習慣【5】年間の臨時支出を洗いだす

家計がピンチになる大きな原因は臨時支出です。例えば車を所有している場合、毎年5月に自動車税の納付期限がやってくることはわかっているはず。ですが、毎年納付書が届いてから「あーもうこんな時期……!」とあわてていませんか?1年を通して考えると、その月に必ず出ていく大きな支出はある程度決まっているもの。以下にとある家族の例を挙げてみます。

臨時支出例(金額はだいたいの額を記載しています)

  • 1月…お正月のお年玉と帰省土産:5万円
  • 3月…子どもの新学期準備:3万円
  • 7月…バーゲンでまとめ買い:2万円
  • 8月…家族旅行:10万円
  • 10月…インフルエンザ予防接種:1万円
  • 12月…クリスマスプレゼントやおせち:3万円

一度、このように月ごとの「臨時支出が必要となりそうな我が家の予定」を書いてみましょう。

 臨時支出の年間合計額を12カ月で割り戻すと、1カ月あたり貯金しておかなくてはいけない臨時支出用の金額を割り出すことができます。

例に挙げたケースでは1年間で合計24万円なので、「24万円÷12=2万円」となり、1カ月2万円の貯金が必要だとわかります。

臨時支出用として専用通帳を作り貯めるか必要額を封筒に入れて貯めておき、そこから支払っていくと毎月の収支は安定。「今月ピンチ!」がなくなります。

 貯まる習慣がある人に共通しているのは、しっかりお金に向き合っていること。なんとなく買い物をして、なんとなく過ごしていてはいつまでたっても貯めることはできません。支出の多い年末年始も焦らず思いきり楽しめるよう、今から貯まる習慣を身につけていきましょう。


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