泥汚れやエリ・ソデ汚れなど、頑固な汚れがよく落ちるとSNSでも評判の「ウタマロ石けん」。使い続けるうちに小さくなってしまった石けんの活用方法について、販売元の株式会社東邦に話を伺いました。
ウタマロ石けん
1957年に発売されたウタマロ石けん。白い衣類についた頑固な汚れをしっかり落とす洗浄力が特長です。普通の洗濯では落ちにくい泥汚れやエリ・ソデ汚れ、化粧品や食べこぼしによる頑固な汚れもしっかり落とせると話題です。また、塗りやすく水に溶けやすい石けんなので、衣類を傷めにくく汚れや生地になじみやすいのもメリット。
成分
ウタマロ石けんの主成分は、生分解性の高い石けんです。生分解性とは、物質が自然中の微生物などによって分解されること。生分解性が高ければ、環境への負荷も低くなります。ウタマロ石けんは食用油を回収・精製したリサイクル油を使用し、自然と環境に優しい成分で作られています。また、通常の洗濯で失われていく衣類の白さを取り戻す「蛍光増白剤」を配合。上履きやスニーカーなどの黒ずみ汚れにも期待できます。
メーカー担当者が教える活用法
小さくなった石けんはどう使う?
石けんは使い続けるうちに小さくなっていくもの。小さくなったウタマロ石けんの活用法について同社商品企画部の寺原成美さんに話を伺いました。
寺原さんは「小さくなったウタマロ石けんは、泡だてネットに入れて使ったり、新しいウタマロ石けんとくっつけて使われたり、皆さん様々です」。小さくなっても石けんが持つ成分は変わらないので、最後まで使い切りたいですね。
汚れ落としのポイント
ウタマロ石けんの使い方はとてもシンプル。衣類の汚れた部分を水で濡らした後、直接石けんを塗り付けて揉み洗いをするだけ。「汚れをしっかり落とすには、汚れた部分にしっかりと洗剤が塗れていなければいけません。ウタマロ石けんは塗った部分にうっすらと石けんの緑色が付くので、汚れに対して石けんがきちんと塗られているのかが分かります。そして、付いた石けんの緑色がなくなるまでしっかり揉み洗いをしましょう。揉み洗いが大切ですので、しっかり行ってください」と寺原さん。正しい洗い方やポイントを押さえるだけで、汚れがしっかりと落ちるそう。揉み洗いをした後は、手洗いですすぐか、洗濯機に入れていつものように洗ってくださいね。
こんな汚れに強い
ウタマロ石けんは、白い衣類に付いたいろいろな汚れに威力を発揮します。ウタマロ石けんが得意な汚れ落としを紹介します。
・泥汚れ(ユニフォーム、靴下、運動靴)
・食べこぼし汚れ(醤油、ソース)
・皮脂汚れ(シャツのエリ、ソデ)
・黒ずみ汚れ(上履き、スニーカー、軍手、白衣、足袋)
・インク汚れ(水性、油性、ボールペン)
・化粧品汚れ(ファンデーション、口紅、マスカラ)
ウタマロ石けんは、弱アルカリ性で蛍光増白剤が配合されており、白い衣類にはその威力を発揮します。一方でオフホワイトやきなりなどの淡い色の衣類は白っぽくなることもあります。また、色柄物は色落ちや変色の可能性もあります。使う時には気を付けてくださいね。
頑固な汚れを落とすだけでなく、除菌(※)や消臭効果もあるというウタマロ石けん。ぜひメーカー担当者が教えてくれたポイントを実践してみてください。
(※すべての菌を除菌するわけではありません)