これからの夏の時期、BBQやプール遊び、夕涼みなどで自宅の庭やベランダを活用することも多いはず。そんな時に目に付くのが玄関、庭などといった「エクステリア」とも呼ばれる場所の汚れ。今回は、そんなエクステリアの掃除に活躍の「高圧洗浄機」をご紹介します。
黄砂やPM2.5、花粉に加え、泥汚れなど、屋外も意外と多くの汚れが付着しています。エクステリアに限らず、車も同様。そんな場所の汚れ落としに高圧洗浄機が便利です。
その名の通り、高圧の水を噴射して汚れを落とすための機械で、業務用とから家庭用まで様々な製品が存在しています。業務用の製品では、エンジン駆動で、コイン洗車機の2倍程度の120~150気圧もの威力を持つものもありますが、家庭用で手軽に利用できるのは、家庭用電気で駆動可能なモーター式のものが一般的です。
家電評論家おすすめの高圧洗浄機3選
そこで今回は、家庭向けの高圧洗浄機で、手頃な価格で使い勝手のよい3製品をご紹介します。
アイリスオーヤマ「高圧洗浄機 超コンパクト 軽量 FBN-301」(実売価格8,000円前後)
実売価格1万円以下ながら、常用吐出圧力5.3Mpa、最大吐出圧力7.5Mpaと水道のおよそ18倍ほどの高水圧、最大吐出水量280L/hとコスパの高い製品。ホースで洗い流す場合の水使用量と比較すると、約75%の節水効果があるとのことです。
BOSH「高圧洗浄機 UA125」(実売価格2万円前後)
ドイツの自動車部品・電動工具メーカー「BOSH」の高圧洗浄機。重量6.8kg、収納時のサイズ幅33×高さ41.5×奥行36cmと軽量・コンパクトながら、最大許容圧力12Mpとハイパワーな製品。
ロータリージェット、扇状ジェット、集中ジェットの3種類の機能を備えた「3in1ノズル」、階段のヘリや雨どい、2階の窓の掃除などに活躍する「90度変換ノズル」、洗車に便利な「フォームノズル」など充実した付属品と、それらを本体に備えておける収納性も優秀。折り畳み可能なハンドルと底部に大型ホイールを備え、持ち運びのよさも優れています。給水は水道直結式ですが、別売の自吸用ホースセットを使えば、雨水タンク等の溜め水から自吸して作業が可能です。
ケルヒャー「マルチクリーナー OC 3」(実売価格1万500円前後)
高圧洗浄機の大手メーカーとして知られるドイツ・ケルヒャー社の製品。最大吐出圧力は0.5MPa、吐出水量2L/min(120L/h)と水道の約2倍程度。定義上は高圧洗浄機とは言えない面もあるため、「マルチクリーナー」の名称で販売されています。とはいえ、この水圧は水道ホースの先をすぼめて噴射するよりも強力。こびり付きの酷い汚れでない限り、泥・砂落とし程度の日常的なエクステリアの掃除には十分な水準です。
他にはない魅力はなんと言ってもコンパクトさ。高圧洗浄機と言うと、家庭用とはいえ、決して小さくはなく、セッティングや後片付けなどは少々手間がかかるもの。ですがこの製品は、幅23.4×奥行27.7×高さ20.1cm、重さ2.2kgという軽量コンパクトさに加えて、本体内に収まったホースとトリガーを取り出すだけ、給水のしやすさ、ACアダプターを直接つなぐだけという充電のしやすさなど、とにかく使い勝手がよい製品です。
本体サイズが小さいぶん、タンクは4Lとすぐに水がなくなってしまいますが、給水もしやすい構造のため、継ぎ足しも面倒に感じません。充電時間は3時間で、バッテリー駆動時間は最大連続15分と、広いエリアの清掃には向きませんが、ピンポイントでこまめに掃除するには抜群の機動力です。
いかがでしたか。様々な特徴を兼ね備えた高圧洗浄機3製品。自宅にピッタリな製品を選んで、エクステリアの掃除や洗車に役立たせてください。
※価格はすべて2019年7月22日現在の編集部調べ(税込)