
<ドジャース8-5ヤンキース>◇30日(日本時間31日)◇ドジャースタジアム
ヤンキースがドジャースに逆転負けを喫した。昨年のワールドシリーズで対戦して以来、メジャー屈指の好カード初戦を落とした。
初回、主砲アーロン・ジャッジ外野手(33)の19号ソロで先制。直後に大谷の21号ソロで追い付かれたが、2回以降も先発ゴンソリンを攻め、3回までに5点を奪った。
だが5-2の6回、今季7勝0敗と負けなしの先発左腕フリードが先頭の大谷翔平投手(30)にこの日2本目となる22号ソロを許し、その後も連打を浴びて1点差に詰め寄られ、なおも無死二、三塁で降板。後を受けたロアイシガがパヘスに同点打を浴び、さらに1死満塁で代わった3番手左腕ヒルがコンフォルトに押し出し四球を与えて逆転された。
打線は4回以降、3安打のみで0点に封じられ、リリーフ陣も踏ん張れなかった。
アーロン・ブーン監督(52)は、今季初黒星を喫したフリードの投球について「変化球にいつものキレがなかった。(逆転された)あのイニングは、良い打者相手に球がいくつか甘く入ってしまった。ショウヘイにはカウントを不利にしてしまったし、テオスカーにはおそらくチェンジアップをうまく逆方向に運ばれた。スミスには二遊間を抜かれたし、フレディにはシンカーが真ん中低めにいった。良い打線につかまってしまった」と分析した。
地元メディアから大谷のすごさについて問われると「圧倒的なパワーがある。ストライクゾーンをコントロールできているし、身体能力も高く全方向に球を飛ばせるパワーがある」と称賛。初回にジャッジと大谷が本塁打を放ったことには「2本とも似たようなホームランだったね。どちらも初回からいきなり1発を放った」と振り返った。