航空会社のマイル、貯めていますか? 「飛行機にはあまり乗らないし、なんだか難しそう」なんて、イメージだけでチャレンジしないのはもったいない! 今回は「空」ではなく「陸」の手段で、年間約40万マイル(ハワイ往復10回分! )を貯める「陸マイラー」さんに、マイルの貯め方を教えてもらいます。
※本記事は、全日空(ANA)社の場合の貯め方、マイル数を紹介いたします
陸マイラーって何?
「陸マイラー」という言葉を聞いたことがありますか。マイルを貯める方法の一つで、飛行機に乗らずに普段の生活の中でマイルをゲットする人たちのことを指します。陸マイラーの貯め方を実践すると、年間約20万マイルを貯めることも夢ではありません。
ちなみに、飛行機に乗って20万マイルを貯めようと思ったら、約50回以上東京と沖縄を往復する必要があります。筆者は年間40万マイルを貯めたこともあるのですが、今回は現実的に頑張れる数字として、20万マイルを目安にお話しさせていただきます。
20万マイルでできること
20万マイルと聞いても、あまり飛行機に乗らない人はなかなかピンと来ないかもしれません。マイルを持っていると、そのマイルの数に応じて、色々な国や地域への航空券と無料で引き換えることが可能です(燃料サーチャージや空港利用税は別途必要)。必要なマイル数は出発場所や目的地、時期によって変動しますが、以下で例を紹介します。
例: レギュラーシーズン 1人あたりのマイル数
- 東京-福岡往復 1万5,000マイル(普通席)
- 東京-沖縄往復 1万8,000マイル(普通席)
- 日本-台湾or香港往復 2万マイル(エコノミー)
- 日本-ハワイ往復 4万マイル(エコノミー)
- 日本-ニューヨーク往復 5万マイル(エコノミー)
もし20万マイル貯まれば、家族4人でハワイに行くことだってできますよ。
陸マイラーのマイルの貯め方
早く簡単にマイルを貯めるためには、「ポイントサイトの活用」が一番の近道です。ポイントサイトとは、そのサイトを経由して何かのサービスを利用することで、マイルや現金に変えられるポイントを発行してくれるサイトのこと。例えばネットショッピングや旅行予約、クレジットカードの発行前にポイントサイトに立ち寄るだけで、ポイントを貯めることができます。
「ポイントインカム」や「ハピタス」などのポイントサイトがあり、そこで貯めたポイントは2019年4月現在だと、最終的に約81%のレートでANAのマイルに交換することができます(2万ポイントあった場合、1万6,200マイルになります)。
この他、普段使用しているクレジットカードや電子マネーで貯めたポイントをマイルに交換することも可能です。カードや電子マネーの種類によって、ANA・JALなど交換できるマイルの種類が異なるので、自分が貯めたいマイルとの交換に対応しているものを選びましょう。
マイルはこんな時に役に立つ!
マイルを貯めると、普通の旅行はもちろんですが特に「急な旅行」の際にとても役立ちます。
航空券は搭乗日に近づくほど、価格が高くなります。例えば急に4日後に、福岡から東京に行く予定が入ったとしましょう。その場合、なんと航空券だけで往復5万5,000円以上が必要になります(2019年4月現在の価格で確認)。価格が高すぎて、かなり家計のダメージになりますね。
そんな時に貯めたマイルがあると、1万2,000マイルで航空券をゲットできます。ちなみに、1万2,000マイルはポイントサイトなどで貯められる約1万5,000円分のポイント(現金約1万5,000円として使用することができるポイント)と、交換することで手に入れることができます。つまり、1万5,000円分のポイントが5万5,000円の航空券に化けることもあるんです。
マイルで叶えた夢のビジネスクラス
筆者が陸マイラーになって一番良かったことが、母と一緒にビジネスクラスでウィーンとプラハに行けたことです。ビジネスクラスなんて夢の夢だと思っていましたが、マイルを貯めて叶えることができました。
プラハまでは片道9万5,000マイル(2人分)。この航空券は航空券の予約サイトで購入すると、なんと90万円近くするんです。普通に購入することはできませんが、こつこつマイルを貯めるという手段なら、叶えられない夢ではありません。
マイルは普段、飛行機に乗らない人でも簡単に貯めることができます。マイルを貯めることで旅行の選択肢が広がり、今まで航空券が高くて行けなかった国や地域へも行くことが可能に。ぜひ陸マイラー生活を始めてみませんか?