全国に住むトクバイニュースの主婦ライターさんに、地元のスーパーで購入できるご当地食を紹介してもらう本企画。今回は大阪編です。粉もの文化のイメージが強い大阪ですが、他にも地元ならではのおいしい食材がたくさん揃っていますよ!
大阪府といえば?
トクバイニュースでレシピ記事などを担当しているMihokoです。就職を機に大阪で一人暮らしを始め、結婚した今も大阪に住んでいます。
「通天閣」や「道頓堀」などがあり、観光地としても人気の大阪。商人文化の強い都市として有名で、街中には活気があふれています。観光で来た際は、ぜひ地元民との人情味あふれるやり取りを楽しんでいただければと思います。
大阪府のおすすめ食材
「食い倒れの街」として知られている大阪には、さまざまなおいしい食べ物があります。有名なのは、世界的にも知られている「お好み焼き」や「たこ焼き」、新世界の串カツなど。そんな食の宝庫・大阪の、あまり知られていないおすすめ食材や、ソウルフードは次の通りです。
おすすめ1: 「キャベツ焼き」
大阪で「粉もん」といえば、先述した通り「お好み焼き」や「たこ焼き」が有名ですが、他にも「キャベツ焼き」というものがあります。もともとは駄菓子店の店先で売られていたもので、地元民には今でも"おやつ感覚"で食べられています。
キャベツ焼きは、小麦粉を水などで溶いたもちもちの生地に、キャベツやたまご、天かす、紅生姜などをはさんでソースを塗ったとてもシンプルな食べ物。1枚150円程度で売られていることが多いので、安さと手軽さで根強い人気があるご当地食です。
おすすめ2: 「ミルクせんべい」
お祭りの夜店でおなじみの「ミルクせんべい」。薄くてふんわりとした優しい色のおせんべいに練乳を塗り、数枚重ねて食べるのが一般的です。
夜店で買う場合は店頭でのくじ引きにより、重ねられるおせんべいの枚数が変わります。ハズレだと3枚程度ですが、アタリだと15枚ほどになることも。
もちろんスーパーや駄菓子店などでも売っているので、自分で練乳を塗り、好きなだけ重ねて食べることもできますよ。どこか懐かしくて素朴な味わいが、子どもにはもちろん大人にも人気です。
おすすめ3: 「若ごぼう」
若ごぼうは、大阪の中でも中河内地域に位置する八尾市の特産物。毎年3月頃に収穫されるため「春を告げる野菜」ともいわれており、店頭で見かけると季節を感じられます。
全長は約1mもあるほど大きく、葉や茎、根の全てを食べることができます。栄養価が高いとされ、鉄分や食物繊維、カルシウムなどを含みます。
シャキシャキとした歯ごたえと豊かな香りが特徴で、煮物やかき揚げ、炊き込みごはんなどの具材として、さまざまな料理に使われています。
おすすめ4: 「かすうどん」
大阪南部の河内エリア発祥の「かすうどん」は、その名の通り「油かす」がのったうどんのこと。油かすというのは牛の小腸を揚げたもので、旨味が凝縮された独特の香りと味わいがあります。
うどんの具材にすると、関西風の優しいおだしに油かすが絶妙にマッチし、とてもおいしくなるんです。普段の食事はもちろん、お酒を飲んだ後に食べたくなる味ですよ。
大阪には、有名なグルメやおいしいものがたくさんありますが、今回ご紹介したものは、地元で古くから親しまれている隠れたソウルフードです。昔ながらの郷土料理や、地元食材の素晴らしさをたくさんの人に知っていただけると嬉しいです。大阪にお越しの際はぜひお試しください!