ライフスタイルブランドKEYUCA(河淳株式会社)は2025年5月29日、梅雨型熱中症対策商品の発表会を開催した。同社は衣食住に関わるオリジナル商品を企画・販売しており、近年増加する熱中症リスクへの対策として、手軽に始められる商品を提案している。
発表会では、まずKEYUCA商品企画開発部ディレクター吉川氏より梅雨型熱中症に関する意識調査の結果が報告された。

同社が全国の10代~60代女性300名を対象に行った調査によると、熱中症対策への意識は高く、全体の約9割が夏本番を迎える7月までに「対策意識あり」と回答した一方で、「熱中症対策グッズを常に持ち歩いている」と回答した人はわずか16.7%にとどまり、意識と行動のギャップが浮き彫りとなった。


意識と行動のギャップ顕著に。日常生活への浸透が課題
調査では、実際に持ち歩いている熱中症対策グッズのTOP3は、「日傘」「ペットボトル飲料」「帽子」という結果に。また、対策として行われている内容では「水分をこまめに摂る」「日傘を使う」「エアコンや扇風機で温度調整する」が上位を占め、身体の外部環境を直接コントロールする方法が多くの人に選ばれていることが明らかになった。日傘については、UVカット機能や晴雨兼用といった実用性に加え、軽量性等の利便性も重視されている傾向が見られた。



これらの結果を受け、吉川氏は「熱中症対策に対する意識は確実に高まっている一方で、具体的な行動に移せている人は少ない。今後は日常的に取り入れやすく、機能性にも優れた商品提供が重要になる」と述べた。
手軽に始められる、機能性とデザイン性を両立した商品群
続いて、ケユカ商品企画開発部の各担当者より具体的な商品が紹介された。
巻くだけ保冷クロス

特殊なマイクロファイバー繊維を使用し、結ぶ手間なくペットボトルや弁当箱などを包める保冷クロス。内側のアルミ蒸着フィルムと保冷剤を併用することで、さらに高い保冷効果が得られる。

2WAYステンレスペットボトルホルダー


ステンレスの真空二重構造で高い保冷効果を実現したペットボトルホルダー。長さ調整可能なショルダー紐と折りたたみ式ハンドルで、持ち運びにも便利。

触ると冷たいネックタオル


熱伝導率の高いクール糸と吸水性に優れた綿パイルを組み合わせたネックタオル。付属の凍らない保冷剤を内蔵することで、ひんやりとした感触が持続する。

すごナノ撥水シリーズ

撥水、防汚機能に優れたアパレルシリーズ。雨の日のストレスを軽減するだけでなく、汗染み防止にも効果的。リネンライクシャツワンピース、テーパードパンツ、ラッフルスリーブTシャツなどが紹介された。

サラサラ汗取りキャミソール&キャミタンクトップ


吸水速乾、抗菌防臭、UVカット機能を備えた汗取りインナー。脇高設計と内側の防水布で、汗染みを防ぐ。
サラサラ汗取りペチパンツ


発表会後半では、KEYUCAが展開するスイーツブランド「DOLCE FELICE(ドルチェフェリーチェ)」のリブランディングについても発表が行われた。同ブランドは「お茶する時間って幸せです」をコンセプトに、商品ラインの見直しや、花をモチーフにしたデザインへの刷新などを進めていくという。

「九州出身だから自分は暑さに強い」と思っていたが、ここ何年かはそんな考えがまったく通用しなくなった。なぜなら、九州に住んでいた35年以上前よりも今の東京(いや、日本全体)が暑いから。さすがに男性なので「すごナノ撥水シリーズ」や「サラサラ汗取りシリーズ」を着ることは残念ながらできないが、「触ると冷たいネックタオル」や「巻くだけ保冷クロス」などは男女の分け隔てなく使用できるので、この夏はこれらをしっかり活用して乗り切ろうと思う。