メキシコをはじめとしたラテンアメリカ諸国で古くから伝わる文化で、2008年にはユネスコ無形文化遺産にも登録された“死者の日”。この地域では、死して骸骨になっても別世界で生きており、毎年10月31日から11月2日の間には死者が地球に戻ると信じられているため、この期間はキリスト教では全ての死者の魂のために祈りを捧げる日とされているという。そして、夜通しお墓を囲んで死者とともに楽しく過ごす“死者の日”に欠かせないのがテキーラだ。
飾り立てられた祭壇と「クエルボ」の“死者の日”限定デザイン商品。不気味なはずの骸骨と並んでも違和感がないのが不思議。
舌肥では昨年、一昨年と世界販売量No.1のテキーラブランド「クエルボ」の“死者の日”限定デザイン商品を紹介してきたが、今年も『クエルボ・エスペシャル』と『クエルボ・エスペシャル・シルバー』の2024年版限定デザイン商品の発売が決定。これを記念して、日本での販売元・アサヒビール株式会社では9月7日(土)、イマーシブ・フォート東京にて「クエルボ『死者の日 SPECIAL NIGHT』」を開催。会場には抽選で選ばれた200組400名のクエルボファンが集結した。
会場の「イマーシブ・フォート東京」は、話題のイマーシブシアターなど当事者として世界観や事件にのめり込む「完全没入体験(イマーシブ体験)」ができる世界初のイマーシブ・テーマパーク。ゲートに集まった人々は、これから何が体験できるのかドキドキしながら開場を待った。
ゲートをくぐった参加者を最初に待っていたのは、“死者の日”のメイクを施したアーティストたちのミュージックパフォーマンス。薄暗く妖しい色の照明も影響してか、早くもまるで異世界に迷い込んだような気分に。
ミュージックパフォーマンスが行われていたサウスストリートでは、参加者が思い思いに“死者の日”スペシャルメーキャップできるコーナーが。そこではメーキャップアーティストの指導を受けながら、多くの参加者が“死者の日”メークを施していた。
会場内のレストラン「ザ・キャバレー」はクエルボカクテルやフードメニューを楽しむ参加者で賑わった。
イベント中は4種のクエルボカクテルが用意された。こちらはテキーラカクテルの新定番として人気の「クエルボ レモンサワー」。
メキシコの人気カクテル「クエルボ グレフルサワー」。
トマトジュースをベースにした「クエルボ スパイシーブラッド」。
テキーラの豊かな香りをすっきり楽しめる「クエルボ ハイボール」。
クエルボカクテルはザ・キャバレーのフードメニューとも相性抜群。
イベントの中盤、会場の中心地であるゴールデン・プラザで開催された「パーティ・フェスタ!【死者の日 Special ver.】」。“死者の日”メイクを施したパフォーマーたちが繰り広げるステージに、参加者の熱気もこの日の最高潮に。
クエルボ・エスペシャル 限定デザイン
品目/テキーラ
容器・容量/瓶・750ml
アルコール分/40%
発売日/9月18日
参考小売価格/税込2,486円
クエルボ・エスペシャル・シルバー 限定デザイン
品目/テキーラ
容器・容量/瓶・750ml
アルコール分/40%
発売日/9月18日
参考小売価格/税込2,486円
日本ではほとんど知られていない“死者の日”をテーマにした今回のイベント。テーマがテーマだし、アルコール度数が高いテキーラを飲みながら行われるイベントだし、と少し緊張して参加したが、実際に始まってみると実に楽しいイベントだった。参加者のみなさんも、まるでマイケル・ジャクソンのPVに出てきそうな“死者の日”メイクを施してはいるが、「こんなにニコニコした死者っているのかな?」というくらい心の底からイベントを楽しんでいたのが印象的だった。抽選で限られた人数しか参加できないので、来年以降また開催されるならテキーラ好きはぜひ応募してほしい。きっとこれまでに体験したことのない空間に足を踏み入れることができるはずだ。