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【調査報告】住宅ローン減税を利用して住宅購入経験者の約4割が変動金利型を選択


住宅購入は、人生でも大きな買い物。でも、家が欲しいと思っていても、どのようなタイミングで購入すればいいのか、住宅ローンの支払いはどうしたらいいのだろうと悩んでしまう人は多いだろう。では実際に住宅を購入した人は、どのようなことがきかっけで購入に至ったのだろうか? また、住宅ローンを利用した人、していない人の割合とはどのくらいなのだろうか?

そこで今回、関東圏を中心とした不動産売買『かっとく!』(https://www.lifebizpartners.co.jp/)を運営する株式会社ライフビズパートナーズは、住宅購入経験者を対象に「住宅ローン減税」に関する調査を実施した。

【住宅購入経験者に聞く!】購入しようと思ったきっかけ

はじめに「住宅を購入しようと思ったきっかけは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『子どもの成長・独立(37.3%)』と回答した人が最も多く、次いで『結婚(28.0%)』『住宅ローン控除の活用(23.5%)』と続いた。子どもの成長・独立や結婚などのタイミングで住宅購入を検討される傾向にあるようだ。

次に「住宅購入を検討し始めてから実際に購入するまで、どのくらいかかりましたか?」と質問したところ、『6か月~1年未満(35.8%)』と回答した人が最も多く、次いで『6か月未満(29.7%)』『1年~2年未満(21.8%)』と続き、約7割が検討してから6か月程度で住宅を購入していたことが明らかになった。

続いて「住宅購入の際、どのような点を重視して物件選びを行いましたか?(上位3つまで)」と質問したところ、『価格(65.1%)』と回答した人が最も多く、次いで『立地(63.1%)』『間取りや収納の広さ(42.4%)』と続いた。住宅は大きな買い物なので、価格を物件選びの重要なポイントにする人は多いのではないだろうか。

購入の際に住宅ローンを利用した方は約9割。金利タイプは?

「住宅購入時は住宅ローンを利用しましたか?」と質問したところ、約9割が『利用した(89.8%)』と回答。そこで「利用していない(一括購入)」と回答した人に対して、「住宅を一括で購入するメリットは何だと思いますか?(複数回答可)」と質問したころ、『金利がかからない(68.0%)』と回答した人が最も多く、次いで『返済の心配をしなくて済む(45.6%)』『住宅ローンの審査がない(38.8%)』と続いた。どうやら住宅ローンを利用する際の金利を気にする人は多いようだ。

続いて、前問で住宅ローンを「利用した」と回答した人に対して「住宅ローンの金利タイプはどれですか?」と質問したところ、『変動金利型(39.9%)』と回答した人方が最も多く、次いで『固定金利期間選択型(32.4%)』『全期間固定金利型(27.7%)』と続いた。そこで、固定金利期間選択型と回答した方に対して「そのような金利タイプを選んだ理由は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『金利が上昇しても変わらないから(27.1%)』と回答した人が最も多く、次いで『返済内容が確定しているのでライフプランが立てやすいから(12.5%)』『固定金利期間終了後は、再度固定か変動を選べるから(9.0%)』と続いた。

※固定金利期間選択型とは、期間中は固定金利となり金利の上昇に左右されず、期間満了後は固定金利と変動金利を選択できる柔軟な金利タイプのこと。

住宅購入のメリットとは?

「住宅購入のメリットは何だと思いますか?(複数回答可)」と質問したところ、『持ち家という安心感(54.9%)』と回答した人が最も多く、次いで『資産として残る(43.8%)』『住宅ローン控除(減税)が受けられる(40.8%)』と続き、住宅購入のメリットに住宅ローン控除を上げる人が約4割いることが明らかになった。

そこで「住宅ローン控除(減税)で特にメリットだと感じることは何ですか?」と質問したところ、『最長13年間控除を受けられる(58.3%)』と回答した人が最も多く、次いで『借入限度額が住宅の性能・時期によって分かれる(15.5%)』『住宅ローン残高の0.7%が控除される(15.1%)』と続いた。この結果から、最長13年間控除を受けられると回答した人が最多の約6割であり、長期間控除を受けられることをメリットだと考えている人が多いことが示された。

【調査概要】「住宅ローン減税」に関する調査
調査期間/2024年2月27日(火)~2024年2月28日(水)
調査方法/リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「PRIZMA」によるインターネット調査
調査人数/1,010人
調査対象/調査回答時に住宅購入経験者であると回答したモニター
調査元/株式会社ライフビズパートナーズ(https://www.lifebizpartners.co.jp/)
モニター提供元/ゼネラルリサーチ

今回の調査結果から、子どもの成長・独立、結婚などライフステージが変わるタイミングで、新しい生活を新しい家で始めたいと考えて住宅購入を検討する傾向にあることが判明した。そしてその約7割が検討してから6か月程度1年未満で住宅の決断を完了させる傾向にあり、価格、立地、間取りや収納の広さは物件選びの際に重視されることが明らかになった。

また、購入の際に住宅ローンを利用した人は約9割で、金利タイプとしては変動金利型が約4割、固定金利期間選択型が約3割、全期間固定金利型が約3割となった。固定金利期間選択型とは、期間中は固定金利となり金利の上昇に左右されず、期間満了後は固定金利と変動金利を選択できる柔軟な金利タイプ。実際、今回の調査で固定金利期間選択型を選んだ3割が「金利が上昇しても変わらないから」と回答した。支払い初めの頃は金利の上昇に左右されず安定的に返済し、その後の金融情勢などで金利タイプを見直したい人が多いのではないだろうか。そのほかの理由としては、ライフプランも設計しやすいという声も寄せられた。

また住宅購入のメリットには、持ち家という安心感や資産として残るといった点と、住宅ローン控除を挙げる人が多いようで、約6割が最長13年間控除を受けられることを住宅ローン控除のメリットだと回答。住宅ローン控除を活用すれば、可能な限り安く住宅を購入できることが示唆された。

このような住宅ローンの仕組みを理解し、いざ購入する決断を下すまでの過程は、なかなか素人だけで進めるのは難しい。やはり、頼れる不動産業者に相談するのがベスト。でも「いくら金利が安くなっても業者を仲介すると手数料が……」と二の足を踏む人は多いだろう。だが、しっかりとした安心できる企業なのに「かっとく!」のような仲介手数料がゼロの不動産会社も存在する。業者を選定する際には、そんな企業を選ぶと効果的ではないだろうか。

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